新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大により世界全域で安全資産と評価される円が高騰している。金価格も調整を終え再び上昇を示している。これに対しビットコインなど仮想通貨価格は暴落傾向を現わした。
9日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=101円台に進入した。対ドル円相場は米国大統領選挙でトランプ候補がサプライズ当選した2016年11月から3年4カ月ぶりの高値を記録した。6日に105.79円を記録した点を考慮すると瞬時に1ドル当たり3円以上の円高が進んだ。昨年10月から6カ月以上にわたり108~112円台で安定的に推移していたのとは対照的な様相だ。先月後半に112円台まで円安となったことを考慮すると10日ほどで円が9.8%以上上がった。円高が手の付けられないほど進むと日本の財務省と日本銀行はこの日午後に緊急金融機関対策会議を開いた。
円が急騰したのは新型肺炎の感染拡大で原油価格が急落し世界の金融市場に不安心理が急速に広がった点が影響を及ぼした。外為どっとコム総合研究所の神田卓也研究員は、「19年の円の高値である104.10円を超えて円高が進んだ。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測がより強まり、円買い・ドル売りが優勢となっている」と話した。
安全資産選好現象が深まり安全資産全般の価格が上がった。米国と日本の国債価格も急上昇(国債利回り下落)した。米国10年物国債利回りは年0.487%まで落ち過去初めて0.5%を下回った。30年物米国債金利も年0.974%で初めて1%を割り込んだ。10年物日本国債利回りも先週末比0.055%低いマイナス0.2%を記録した。
金価格も超強勢だ。8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で4月物金先物価格は一時トロイオンス当たり1702.40ドルまで上がった。4月物金先物価格がトロイオンス当たり1700ドルを超えたのは8年ぶりだ。
これに対しビットコインなど仮想通貨価値は急落した。CNBCがコインマーケットキャップ・ドットコムの資料を引用したところによると、8日の世界の仮想通貨の時価総額は前日比215億8000万ドル減少した。
9日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=101円台に進入した。対ドル円相場は米国大統領選挙でトランプ候補がサプライズ当選した2016年11月から3年4カ月ぶりの高値を記録した。6日に105.79円を記録した点を考慮すると瞬時に1ドル当たり3円以上の円高が進んだ。昨年10月から6カ月以上にわたり108~112円台で安定的に推移していたのとは対照的な様相だ。先月後半に112円台まで円安となったことを考慮すると10日ほどで円が9.8%以上上がった。円高が手の付けられないほど進むと日本の財務省と日本銀行はこの日午後に緊急金融機関対策会議を開いた。
円が急騰したのは新型肺炎の感染拡大で原油価格が急落し世界の金融市場に不安心理が急速に広がった点が影響を及ぼした。外為どっとコム総合研究所の神田卓也研究員は、「19年の円の高値である104.10円を超えて円高が進んだ。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測がより強まり、円買い・ドル売りが優勢となっている」と話した。
安全資産選好現象が深まり安全資産全般の価格が上がった。米国と日本の国債価格も急上昇(国債利回り下落)した。米国10年物国債利回りは年0.487%まで落ち過去初めて0.5%を下回った。30年物米国債金利も年0.974%で初めて1%を割り込んだ。10年物日本国債利回りも先週末比0.055%低いマイナス0.2%を記録した。
金価格も超強勢だ。8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で4月物金先物価格は一時トロイオンス当たり1702.40ドルまで上がった。4月物金先物価格がトロイオンス当たり1700ドルを超えたのは8年ぶりだ。
これに対しビットコインなど仮想通貨価値は急落した。CNBCがコインマーケットキャップ・ドットコムの資料を引用したところによると、8日の世界の仮想通貨の時価総額は前日比215億8000万ドル減少した。
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