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「習近平・江沢民の訪日失敗デジャヴュ…22年前も武漢が問題」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
▼安倍友軍も「訪日中止を」

習近平の訪日も手ぶらで終わる可能性がある。何よりも現在、日本国内は習近平訪日を歓迎する雰囲気ではない。与党はもちろん「安倍官邸と最も近い」とされる産経新聞でさえ「中国の全人代延期 訪日中止で対策に当たれ」(2月19日付社説)とするほどだ。

新型コロナ事態が悪化する前は、習近平訪日には相当な成果が予想されていた。特に中国の期待が大きかった。中国は世界3位の経済大国である日本との関係改善を通じて、深まる米中貿易葛藤の高波を越えようとしていた。


さらに中国指導部は習近平訪日を今回のコロナ事態収拾の絶好のカードとみなしていた。3月までに「ウイルスとの戦争」に完勝した後、4月に訪日して国際社会に健在ぶりをアピールするためだった。

だが、クルーズ船集団感染事態を含めて、日本国内で新型コロナが急速に拡散しながらこのような効果は期待できなくなった。政界とマスコミは連日安倍政府の対応を批判しているが、この中心には「なぜ事態の初期段階で中国からの入国を防がなかったのか」という批判がある。

東京オリンピック(五輪)の正常な開催が不透明になった点も日本内の雰囲気を悪くしている。原因を作った中国が謝罪どころか「発源地は中国ではないかもしれない」というような責任回避用の詭弁を並べているためだ。

◆韓日「習近平の歓心を買おうとして…」批判直面

安倍晋三首相に対する直接的な批判も相次いでいる。産経は外信まで引用して「習近平訪日のために中国に忖度し、その結果、日本国内の感染を許した」と非難した。

一部ではモンゴルのバトトルガ大統領の姿勢を安倍首相と比較する。バトトルガ大統領は先月27日、北京人民大会堂で習近平氏や李克強首相などと会って帰国した後、随行団と共に2週間の自宅隔離に入った。

またバトトルガ大統領は5000キロにわたって隣り合わせになっている国境を封鎖しながらも、自身は訪中して中国に羊3万頭を贈呈するなど徹底した両面作戦を繰り広げた。国民の安全を守るというメッセージを強調する一方、中国との関係は維持するための措置だった。

韓国の事情も特に変わらない。政界では依然として「中国封鎖」に対する責任攻防が繰り広げられている。

朱豪英(チュ・ホヨン)未来統合党議員は2日、国会の対政府質問の時、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官に「習近平の歓心を買おうとしているうちに国民が全員死んでしまうという嘆きが出ている」と叱責した。康長官はこれに対し、中国の出入国を遮断しないのは「適切な判断」だったという趣旨で回答した。

習近平訪日は東京五輪開催準備などと重なり、秋以降に延期されるものとみられる。韓国政府が望む訪韓日程は停滞状態だ。たとえ習近平氏が両国を訪れたとしても、得るものよりも失うもののほうが大きいという見通しはますます強まっている。


「習近平・江沢民の訪日失敗デジャヴュ…22年前も武漢が問題」(1)

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