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WHO「新型肺炎、韓国・イタリア・イラン・日本が最も大きい心配」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界保健機関(WHO)は2日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(コロナ19、新型肺炎)に関連して「韓国とイタリア、イラン、日本の感染病が我々の最も大きな心配(concern)」と明らかにした。

テドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長はこの日、スイス・ジュネーブにあるWHO本部で開かれた記者会見で、「ここ24時間の中国より、中国以外の地域で新型コロナの感染事例が9倍多かった」と話した。

テドロス事務局長は韓国に対して「4200人を超える感染者と22人の死亡者を報告したが、これは中国以外の地域で発生した感染事例の半分を超えるもの」としながら懸念をにじませた。ただし「韓国の感染事例は、地域社会というよりは、すでに分かっている5つの集団の疑い事例から出たとみられる」とし「これは監視措置が働いていて、韓国の感染病は依然として抑制されることができることを示しているので重要だ」と強調した。


テドロス事務局長は「中国以外では61カ国で死亡者127人を含めて感染者が合計8739人だった」としながら「昨日、中国は206件を報告したが、これは1月22日以降最も少ない」としながら、震源地である中国は感染者が減少傾向にあると話した。続いて「このウイルスはインフルエンザではない」とし「万一、(新型コロナが)インフルエンザだったら、我々は今頃、全世界的に蔓延した地域社会感染を見ていただろうし、これを遅らせたり抑制したりしようとする努力が実現不可能だっただろう」と話した。

テドロス事務局長は「新型コロナの抑制は可能で、これはすべての国家の最優先順位にならなければならない」とし「(抑制が可能だということは)中国の事例から確認することができる」と強調した。

テドロス事務局長はまた「我々は瞬間ごとに状況を監視していてデータを分析している」とし「WHOは、万一、その証拠に裏付けられるのなら、新型コロナをパンデミック(世界的大流行)と表現することに躊躇(ちゅうちょ)しないだろう」と知らせた。ただし「しかし、我々はこれを長い観点で見る必要がある」とし「全世界的に、今まで新型コロナの感染事例として報告された8万8913件のうち90%は中国で発生し、ほぼ一地方で発生した」と指摘した。

あわせて新型コロナに関連して、特定民族などに対して烙印(stigma)を押すことが「ウイルスそのものよりも危険なこと」と強調しながら「我々は天使ではないが、理性的に思考できる人間」と述べ、烙印を押すようなことはやめるよう促した。



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