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マスクはいつ買える?…はっきりしない発表で自ら混乱招いた韓国政府

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

発言する洪楠基経済副首相[中央フォト]

27日、マスクを買おうと郵便局やハナロマートなどを訪れた市民は引き返した。早ければこの日からマスクを供給するという韓国政府の発表を信じて公共販売所を訪ねたが、依然としてマスクは買えなかった。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官はこの日「マスク需給不安が発生して国民に申し訳ない」と話した。だがいつからマスクを買えるのか時期については明示できなかった。

◇「28日までに準備したい」

洪副首相は政府ソウル庁舎で行われたマスク需給関連緊急会見で、「一部では(マスク供給が)来週月曜日(3月2日)ごろにならなければできないというが、28日金曜日までに全てのものを政府の意図通りに準備しなければならないと考える」と明らかにした。政府目標は28日までにマスクを円滑に供給するとしたが、製造・流通企業との協議状況により目標を達成できない可能性もあるという意味だ。


◇なぜ計画通りにできなかったか

政府は25日に翌日からマスクを買えるかのように発表した。26日には「早ければ27日午後からマスクを買えるだろう」と言葉を変えた。27日も「マスク大乱」が続くと、郵便局のオンラインショッピングモールでは「3月初めから購入できる」という公示が出されたりもした。

政府が計画通りにマスクを供給できず混乱をあおったのは、政府とマスク生産・販売業者間の「同床異夢」のせいだ。販売業者は市中価格が高いだけに高値で売ろうと考えるが、政府はこれより安い値段を付けている。政府としては26日から施行したマスク輸出規制以降1日生産量1000万枚のうち半分である500万枚を公共販売所に納品しなければならないため予想より安く買えるとみた。だがマスク生産業者の中には安く売るなら生産量を減らすという所まで出てきた。政府が生産者からマスク供給量を確保しても薬局・ハナロマートなど販売所との価格交渉も残っている。協議に時間が必要だという意味だ。

洪副首相は「生産業者や公的流通網に提供する単価と物量などで協力ができていない点があり、生産を少し減らすという業者もあり追加協議が必要だ」と説明した。

政府は契約上確保したマスクを包装・配送する時間まで考慮できなかったためマスク供給時点を性急に発表したという釈明を付け加えた。イ・ウィギョン食品医薬品安全処長は「26日に生産したマスクは984万枚だったがこのうち政府が確保した量が486万枚。契約量を確保しても実際の商品として出庫するには包装・配送などの流通過程を経なければならないため、実際に消費者の手に到達する時間と差が存在するしかない」と話した。

◇「化粧品買うとマスクをおまけ」取り締まり検討

政府は抱き合わせ販売も規制すると明らかにした。化粧品など他の商品を買えばマスクをおまけに付けるという販売行為は不公正取引に該当するという趣旨からだ。洪副首相は「消費者に購入の意思がない商品を買わせてマスクを買わせるなら公正取引に関する問題の素地がある。同様の事例が多いなら速やかに対策を検討する」と明らかにした。続けて「いまは国民の安全のため倉庫にマスクを積み上げておく余裕がないため買い占め取り締まりを継続していく」と付け加えた。

政府は今後公共販売所で販売するマスク価格を平均3000ウォン程度と予想した。洪副首相は「契約ごとに価格は違うが、平均3000ウォン台で売られると承知している。価格を高く設定しても政府がそれ自体を統制することは難しいが、(価格が急騰する場合)どのように取り締まれるか点検していくだろう」と話した。



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