韓国国内で新型コロナウイルスの感染が拡大し、海外で韓国人との接触を避ける事例が生じている。すでに韓国から来る人を入国禁止にしたり隔離したりする国が増えている。韓国への旅行の自制を勧告する国も増加中だ。韓国中央防疫対策本部によると、26日午前9時基準で国内の感染者は1146人。この日、12人目の死者も発生した。
海外にいる韓国人は26日、中央日報のインタビューで「韓国で新型コロナ感染者が急増した後、韓国人に対する冷たい視線を感じる」と伝えた。匿名を求めたイラン在住の韓国人は友人(現地在住)が24日にテヘランで体験したことを伝えた。
「友人はコールタクシーが来たので乗ろうとしたが、タクシーの運転手が窓から友人の顔を見て逃げるように行ってしまった。友人は『当惑して、腹が立った』と話していた。運転手は顔を見ただけなので、韓国だけでなく東洋人を避けようということかもしれない。私もイランの人たちが最近、それとなく韓国人との接触を避けようとしているのを感じている」。
イランは新型コロナによる死者が中国に次いで多い。25日(現地時間)のイラン政府の発表によると15人という。感染者は95人で、中東国家で最も多い。
匿名を求めたマレーシア在住の20代の韓国人も変化した雰囲気を感じている。彼は「最近マレーシアで開催する予定だった韓国関連の行事が中止になった。多くの韓国人が参加する予定だった。中止の理由について表面上は『新型コロナのため』と伝えてきたが、韓国の行事だけが中止になった」とし「多数の韓国人が集まるところにマレーシア人が参加すれば感染するのではと心配しているようだ」と話した。マレーシアの新型コロナ感染者は25日基準で22人だ。
欧州の一部の国でも似た現象が見られる。オーストリア在住の韓国人はこの日、中央日報のインタビューで「韓流ブームのため韓国語を習いたいという人が多く、これまで家で韓国語を教えてきたが、新型コロナ事態以降は中断している」と話した。「欧州の武漢」になったイタリアの隣国のオーストリアでは感染者が2人いる。この韓国人は「新型コロナ発生前、一部で中国人観光客を避ける現象が見られたが、今では韓国人も同じ状況になったようだ」と語った。
今まで新型コロナ感染者がいないミャンマーはどうか。ミャンマーに滞在中の韓国人クァク・ヒミンさんは「ミャンマーではまだ韓国人を避ける雰囲気は感じられない」と話した。その一方で「ただ、ビジネスをするミャンマー人が私に『韓国に行かなければいけないが、いま行っても大丈夫だろうか』と心配したり尋ねたりする」と伝えた。ミャンマーは中国と国境を接しているが、公式的には今まで感染者が1人もいない。ミャンマーは1日から中国人観光客に対する入国到着ビザ発行を中断している。事実上の入国制限ということだ。
新型コロナの震源地の中国でも韓国人と韓国訪問を避ける現象が表れている。中国ウェイボには「韓国旅行をキャンセルした」というコメントが次々と出てきている。
中国国内では韓国から来た人を隔離する地域が増えている。中国山東省威海市当局は25日、韓国を出発した航空便に乗っていた乗客全員をホテルに強制隔離した。乗客167人のうち韓国人は19人。また、北京では一部のマンション管理事務所別に韓国から来た人を2週間の自宅隔離させることにした。
韓国外交部の海外安全旅行ホームページによると、26日午前基準で韓国発の入国を制限する国は計27カ国にのぼる。
韓国からの入国を禁止したり、韓国を出発して一定期間が経過した後に入国させる国が計16カ国で、香港・シンガポール・ベトナム・イスラエル・ヨルダン・クウェートなどだ。韓国政府が「旅行禁止国家」に分類したイラクまでも25日、韓国発の入国を禁止することにした。韓国発の入国者を直ちに隔離したり検疫を強化するなど入国手続きを厳格にする国は計11カ国で、マカオ・タイ・台湾・英国・カザフスタンなど。
韓国への旅行を禁止していないが、自制を勧告する国も増えている。米疾病対策センター(CDC)は24日、韓国に対する旅行警報を最高等級の3段階(警告)に引き上げた。台湾・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・ポーランド・ベトナム・イタリア・フランス・日本などの国が韓国や大邱(テグ)・慶尚北道清道(チョンド)地域への旅行を自制するよう勧告している。
海外にいる韓国人は26日、中央日報のインタビューで「韓国で新型コロナ感染者が急増した後、韓国人に対する冷たい視線を感じる」と伝えた。匿名を求めたイラン在住の韓国人は友人(現地在住)が24日にテヘランで体験したことを伝えた。
「友人はコールタクシーが来たので乗ろうとしたが、タクシーの運転手が窓から友人の顔を見て逃げるように行ってしまった。友人は『当惑して、腹が立った』と話していた。運転手は顔を見ただけなので、韓国だけでなく東洋人を避けようということかもしれない。私もイランの人たちが最近、それとなく韓国人との接触を避けようとしているのを感じている」。
イランは新型コロナによる死者が中国に次いで多い。25日(現地時間)のイラン政府の発表によると15人という。感染者は95人で、中東国家で最も多い。
匿名を求めたマレーシア在住の20代の韓国人も変化した雰囲気を感じている。彼は「最近マレーシアで開催する予定だった韓国関連の行事が中止になった。多くの韓国人が参加する予定だった。中止の理由について表面上は『新型コロナのため』と伝えてきたが、韓国の行事だけが中止になった」とし「多数の韓国人が集まるところにマレーシア人が参加すれば感染するのではと心配しているようだ」と話した。マレーシアの新型コロナ感染者は25日基準で22人だ。
欧州の一部の国でも似た現象が見られる。オーストリア在住の韓国人はこの日、中央日報のインタビューで「韓流ブームのため韓国語を習いたいという人が多く、これまで家で韓国語を教えてきたが、新型コロナ事態以降は中断している」と話した。「欧州の武漢」になったイタリアの隣国のオーストリアでは感染者が2人いる。この韓国人は「新型コロナ発生前、一部で中国人観光客を避ける現象が見られたが、今では韓国人も同じ状況になったようだ」と語った。
今まで新型コロナ感染者がいないミャンマーはどうか。ミャンマーに滞在中の韓国人クァク・ヒミンさんは「ミャンマーではまだ韓国人を避ける雰囲気は感じられない」と話した。その一方で「ただ、ビジネスをするミャンマー人が私に『韓国に行かなければいけないが、いま行っても大丈夫だろうか』と心配したり尋ねたりする」と伝えた。ミャンマーは中国と国境を接しているが、公式的には今まで感染者が1人もいない。ミャンマーは1日から中国人観光客に対する入国到着ビザ発行を中断している。事実上の入国制限ということだ。
新型コロナの震源地の中国でも韓国人と韓国訪問を避ける現象が表れている。中国ウェイボには「韓国旅行をキャンセルした」というコメントが次々と出てきている。
中国国内では韓国から来た人を隔離する地域が増えている。中国山東省威海市当局は25日、韓国を出発した航空便に乗っていた乗客全員をホテルに強制隔離した。乗客167人のうち韓国人は19人。また、北京では一部のマンション管理事務所別に韓国から来た人を2週間の自宅隔離させることにした。
韓国外交部の海外安全旅行ホームページによると、26日午前基準で韓国発の入国を制限する国は計27カ国にのぼる。
韓国からの入国を禁止したり、韓国を出発して一定期間が経過した後に入国させる国が計16カ国で、香港・シンガポール・ベトナム・イスラエル・ヨルダン・クウェートなどだ。韓国政府が「旅行禁止国家」に分類したイラクまでも25日、韓国発の入国を禁止することにした。韓国発の入国者を直ちに隔離したり検疫を強化するなど入国手続きを厳格にする国は計11カ国で、マカオ・タイ・台湾・英国・カザフスタンなど。
韓国への旅行を禁止していないが、自制を勧告する国も増えている。米疾病対策センター(CDC)は24日、韓国に対する旅行警報を最高等級の3段階(警告)に引き上げた。台湾・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・ポーランド・ベトナム・イタリア・フランス・日本などの国が韓国や大邱(テグ)・慶尚北道清道(チョンド)地域への旅行を自制するよう勧告している。
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