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謝罪はおろか…「まともに宿題を書き写すこともできない」むしろ韓日を批判する中国メディア

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の震源地の中国は、なぜ世界を大混乱に陥れたウイルス伝播に対して「すまない」の一言もいえないのか。最近、中国版ツイッター「微博」で論争を巻き起こしたある事件からその理由を推察できるようだ。

25日、中華圏インターネットメディア「多維」は、中央テレビ(CCTV)の有名アンカーが微博に書き込んだコメントが論争を呼んだと報じた。コメントを載せたアンカーは今年52歳の邱孟煌氏。インターネットスターとしても有名で、普段から「阿丘」と呼ばれて親しまれている。

邱氏は、中国政府が「東アジアの病人」というコラムを掲載した米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の中国駐在記者3人を追放することを決定した翌日の20日夕方、やや短めのコメントを載せた。まず「今、東アジアの病人という看板が蹴散らされてすでに1世紀が経っている」と口火を切った。


続いて「しかし、私たちは話の語調をやや優しく、あるいは申し訳なさを込めて、だからといって萎縮もせず威張りもせずに、マスクをしたまま、世界に向かって頭を下げながら『すみません。迷惑を掛けました』と言うべきではないか」と提案した。

新型コロナのグローバル拡散を詫びようという趣旨だった。しかし、このコメントはそれほど経たずして削除された。数多くの中国ネットユーザーから非難を受けたためだ。邱氏に反対する者は「ウイルスは天災だ。全人類が向き合っている敵」とし、中国があえて謝る理由はないと主張した。

また「中国の国家級メディアであるCCTVアンカーの言葉としては非常に危険だ」とし「反中国行為に道徳的な根拠を提供しかねない」という批判するコメントもあった。中国が謝れば「中国人が間違っていた。中国人は死んで当然だ」のような言葉があふれるに違いないという。中国が謝れば世界的に反中国感情が巻き起こるのではないかと恐れているようだ。それだけ中国の自信が不足しているということだ。自身の問題点を認めるには勇気が必要だが、まだ中国はその準備ができていない。

ところが他人に対しては厳しい。中国ネットユーザーの間では韓国と日本の新型コロナ拡散状況を見ながら「宿題を書き写すことすらまともにできないのか」という言葉が出ている。つまり、中国がすでに一度大きな苦難を経験し、新型コロナにどう対処するかを韓日にすでに示したということだ。

だが韓国と日本の対処を見るところ穴だらけだとしながら「宿題を書き写すこともまともにできないのか」と陰口を言っているのだ。邱氏の認識が中国で支持されるまでに、果たしてどれほどの時間がかかるのだろうか。



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