康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は15日(現地時間)、茂木敏充外相との会談で「日本の輸出規制が早期撤回されなければならない」と促した。今月14日、ドイツ・ミュンヘンで開幕したミュンヘン安保会議(MSC)に出席している康長官はこの日、韓日外相会談でこのように明らかにし、日本側は「時間が多少かかる」と説明した。
康長官はこの日40分間行われた韓日米3カ国外相会談をはじめ、相次いでマイク・ポンペオ米国務長官、茂木敏充外相、中国の王毅外交部長と会談を行った。
①GSOMIAには言及しなかったが=康長官は3カ国の中で茂木外相と最も長い38分間意見を交わしたが、両側は輸出規制と強制徴用問題で立場の隔たりを埋められなかった。康長官はこの日の会談で輸出規制が早期撤回されなければならないという立場を再度確認しながら「日本がより可視的で誠意のある措置を早急に取るべきだ」と強調した。
韓国から廃棄の主張が出ている韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)には言及しなかったとされる。これを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は日本の輸出規制の撤回を前提に昨年11月23日GSOMIAを条件付きで延長すると発表した。だが、3カ月が過ぎたにもかかわらず日本側が誠意のある態度を見せずにいるというのが青瓦台の判断だ。日本側は会談で「時間が多少かかる」という立場を見せ、政府内外では日本に圧力をかけるためにGSOMIAの終了決定は依然として「生きたオプション」という声があがっている。
②防衛費交渉の妥結が近づいたのか=韓米外相会談は韓日米会談直後略式で約4分間実務交渉が行われた防衛費分担金特別協定(SMA)について意見を交わした。両外相は「近いうち受け入れられる協議を実現できるように努力していこう」ということで意見を一致した。
先月14~15日、米ワシントンDCで開かれた6回目の交渉以降韓国で開かれる番だった7回目の交渉はまだ日程が決まっていない状況だ。外交部当局者は「今まで実務チームが交渉した結果をそれなりに整理して分析する時間が必要な状況」とし「近いうち実務交渉が開催されるだろうと判断している」と話した。このため、外交街の内外では実務交渉はほぼ終わり、協議案に対する高官級決定が近いうちに下されるのではないかという見方も出ている。
③北朝鮮の挑発は直ちにないかも=北朝鮮問題は韓日米外相会談をはじめ、すべての会談で広く扱われた。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は昨年末労働党中央委員会全員会議報告で「新しい戦略兵器」の開発の意向を示唆したが、まだこれといった軍事的な挑発の動きは見せていない。
会談では北朝鮮が国境封鎖の措置を通して新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流入遮断に注力しているため、直ちに挑発に踏み切ったり外交戦略を修正したりすることはしないだろうという見方が出ている。韓国外交部当局者は「現在、どのような形であれ北朝鮮の動きがある可能性は小さい」と伝えた。
20分間開かれた韓中外相会談では、習近平中国国家主席の上半期訪韓が議論された。康長官は韓中会談直後、記者会見で「両国がかつて合意した通りに上半期中に行うだろう」としながら「具体的な日程はもう少し調整が必要な状況」と説明した。共同通信は4月に予定された習近平主席の訪日を予定通りに準備することで両国外相がの意見が一致した16日、報じた。
一方、マイク・ポンペオ長官は韓日米3カ国外相会談の歓迎の辞を通じて韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー4冠を祝ったという。これに対して康長官が「英語の字幕がよくできている」と応酬し、ポンペオ長官も「字幕で理解するのに問題がなかった。よく作られた」と答えたという。
康長官はこの日40分間行われた韓日米3カ国外相会談をはじめ、相次いでマイク・ポンペオ米国務長官、茂木敏充外相、中国の王毅外交部長と会談を行った。
①GSOMIAには言及しなかったが=康長官は3カ国の中で茂木外相と最も長い38分間意見を交わしたが、両側は輸出規制と強制徴用問題で立場の隔たりを埋められなかった。康長官はこの日の会談で輸出規制が早期撤回されなければならないという立場を再度確認しながら「日本がより可視的で誠意のある措置を早急に取るべきだ」と強調した。
韓国から廃棄の主張が出ている韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)には言及しなかったとされる。これを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は日本の輸出規制の撤回を前提に昨年11月23日GSOMIAを条件付きで延長すると発表した。だが、3カ月が過ぎたにもかかわらず日本側が誠意のある態度を見せずにいるというのが青瓦台の判断だ。日本側は会談で「時間が多少かかる」という立場を見せ、政府内外では日本に圧力をかけるためにGSOMIAの終了決定は依然として「生きたオプション」という声があがっている。
②防衛費交渉の妥結が近づいたのか=韓米外相会談は韓日米会談直後略式で約4分間実務交渉が行われた防衛費分担金特別協定(SMA)について意見を交わした。両外相は「近いうち受け入れられる協議を実現できるように努力していこう」ということで意見を一致した。
先月14~15日、米ワシントンDCで開かれた6回目の交渉以降韓国で開かれる番だった7回目の交渉はまだ日程が決まっていない状況だ。外交部当局者は「今まで実務チームが交渉した結果をそれなりに整理して分析する時間が必要な状況」とし「近いうち実務交渉が開催されるだろうと判断している」と話した。このため、外交街の内外では実務交渉はほぼ終わり、協議案に対する高官級決定が近いうちに下されるのではないかという見方も出ている。
③北朝鮮の挑発は直ちにないかも=北朝鮮問題は韓日米外相会談をはじめ、すべての会談で広く扱われた。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は昨年末労働党中央委員会全員会議報告で「新しい戦略兵器」の開発の意向を示唆したが、まだこれといった軍事的な挑発の動きは見せていない。
会談では北朝鮮が国境封鎖の措置を通して新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流入遮断に注力しているため、直ちに挑発に踏み切ったり外交戦略を修正したりすることはしないだろうという見方が出ている。韓国外交部当局者は「現在、どのような形であれ北朝鮮の動きがある可能性は小さい」と伝えた。
20分間開かれた韓中外相会談では、習近平中国国家主席の上半期訪韓が議論された。康長官は韓中会談直後、記者会見で「両国がかつて合意した通りに上半期中に行うだろう」としながら「具体的な日程はもう少し調整が必要な状況」と説明した。共同通信は4月に予定された習近平主席の訪日を予定通りに準備することで両国外相がの意見が一致した16日、報じた。
一方、マイク・ポンペオ長官は韓日米3カ国外相会談の歓迎の辞を通じて韓国映画『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー4冠を祝ったという。これに対して康長官が「英語の字幕がよくできている」と応酬し、ポンペオ長官も「字幕で理解するのに問題がなかった。よく作られた」と答えたという。
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