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フィッチ、韓国の信用格付けAA-維持…「新型コロナ、新たな下方リスク要因」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フィッチは韓国の信用格付けをAA-で維持した。洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が昨年10月にフィッチ国家信用格付けグローバル総括のジェームズ・マコーマック氏と握手して挨拶を交わしている様子。[写真 企画財政部]

国際格付け会社フィッチは12日(現地時間)、韓国の国家信用格付けを現在のレベルの「AA-」で維持すると12日、発表した。今年の韓国の成長率の見通しも従来と同じ2.3%で維持した。

フィッチは「北朝鮮関連の地政学的リスクと高齢化・低成長による中期課題を伴いつつも良好な対外・財政の健全性、持続的なマクロ経済の成果を反映している」と評価した。財政についてはフィッチは「現政府では中期的に、より拡張的な財政基調に相当の切り替えが行われた」とし「韓国政府が短期財政拡大が可能な財政余力を保持している」と説明した。

その一方でフィッチは「国内総生産(GDP)に対する負債比率が2023年に46%まで増加する場合は、拡張財政による生産性・成長率が向上するかによって変わるが、中期的に国家信用格付けに下方圧力として作用する可能性がある」と指摘した。


今年の韓国の成長率は2.3%と予想した。昨年8月の展望と同じだ。フィッチは「財政拡大、半導体価格の回復、貿易政策の不確実性の緩和により2020年の成長率は2.3%に回復する見込みだ」と明らかにした。しかし、中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症が成長率を下げる可能性があるという見通しも付け加えた。フィッチは「新型コロナウイルスの拡散は観光業・小売販売への影響、サプライチェーン妨害により成長の新たな下方リスク要因」と指摘した。

金融政策については韓国銀行が今年の基準金利を0.25%ポイント下げるものと見通した。

韓国企画財政部の関係者は「今後も韓国経済の現状と主要懸案に関する格付け会社との疎通を持続的に強化し、対外信任度管理に最善を尽くす計画」と述べた。



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