본문 바로가기
이전 페이지로 가기 공유하기 주요 서비스 메뉴 열기

【時視各角】ごみ箱で咲いた映画『パラサイト』ブーム

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
映画『パラサイト 半地下の家族』のアカデミー4冠受賞は奇跡に近い。1951年英国のザ・タイムズは「韓国の民主主義はごみ箱でバラの花が咲くことを願うようだ」とした。実際、第3次世界大戦にほかならなかった6・25韓国動乱(朝鮮戦争)の廃虚の中で韓国では民主主義が芽生える希望が見られなかった。技術も資本も全くなく、教育を受けた人的資源もない世界最貧国を眺める先進国の視線だった。

『パラサイト』は60年ぶりの完ぺきな反転だ。冷笑の傍らに韓国では民主主義が咲いた。その源泉をめぐりさまざまな評価があふれている。ポン・ジュノ監督の天才的な感覚は監督賞で認証された。安定的なストーリーテリングは脚本賞を獲得させた。最優秀作品賞は時代精神をよく反映したおかげだとされている。呆れ返る設定のブラックコメディだったが、貧富の格差と階級社会という人類普遍的な悩みを『パラサイト』のように辛らつに風刺した映画は多くなかったためだ。

韓国の映画産業振興が一役買ったという評価もある。そこにはCJグループの功労が際立つ。韓国映画産業の「大母」と呼ばれるイ・ミギョン副会長は作品賞の受賞感想でイ・ジェヒョン会長の貢献に2度も言及した。CJはその間エンターテインメント産業に果敢に投資してきた。関連上場企業が2社もある。実際、エンターテインメントは韓国で大きな収益をあげることが難しい事業だ。市場が小さく、言語も韓国語なので拡張性がない。それにもかかわらずCJは投資を惜しまず、数多くの話題作を排出した。今回『パラサイト』がアカデミー賞の主人公になったのは決して偶然でない。


『パラサイト』の快挙はその間世界で人気を集めた韓流も一役買った。『冬のソナタ』と少女時代を筆頭にKドラマとK-POPが2000年代に入り世界の扉を叩き始めたのが信号弾だった。防弾少年団(BTS)がビルボードアワードなど米国3大音楽授賞式で公演したのもその延長線だ。もしかしたらわれわれはこのようなブームに鈍感な方なのかもしれない。私も個人的に韓流ブームを現場で見てから威力を実感した。2009年日本でも田舎に選ばれる青森に俳優イ・ソジンがファンミーティングをした時だ。日本の北端である北海道と南端である沖縄でも40・50代女性ファンがイ・ソジンの顔を見るために集まってホテルには足を踏み入れる余地もなかった。2016年にはマカオで偶然にK-POP公演を観覧した。ほとんど2万人が集まったアリーナで彼らは神の仲間入りを果たしていた。

『パラサイト』は映画賞を席巻した。このブームは米国で上映館が1000館を越え、日本でも関心を集める世界的なブームにつながっている。ごみ箱と冷やかされていた韓国が民主主義を越えてソフトパワーまで花を咲かせるブームの本質は何だろうか。『パラサイト』がアカデミー4冠を席巻することを見ながらこのような問いにまで及んだ。その底力は経済発展の果実だ。産業化があったから民主化が可能だったし、その上にソフトパワーが実を結んだ。外国に出ると韓国の威力がより大きく感じられるのも韓国国民の努力と企業の活躍のおかげではないのだろうか。

『パラサイト』はここで質問を投げかけている。産業化の陰、貧富の格差についてだ。『パラサイト』は答えを出さなかったが、教訓は残した。「適者生存」と「勝者独占」の資本主義ではわが社会が共存しにくいという教訓が第一だ。第二は憎しみと疾視では貧富格差の解消が難しいという点を見せた。政界は『パラサイト』が投げかけた話題に答える番だ。保守と進歩陣営いずれも省察からしなければならない。貧富格差という陰を招いた競争万能の成長論も、貧富格差をむしろ深化させた所得主導成長のような下方平準化のポピュリズムも解決策になれない。

ポン監督は「のこぎりでトロフィーを切って(受賞できなかった)他の監督らと分け合いたい」と話した。まるで映画のエピローグを見るようだったが、そこに答えがある。「市場経済の足を引っ張らない一方で、勝者は競争から取り残された者に気を配れ」。それが『パラサイト』の中心的な教訓でないだろうか。

キム・ドンホ/論説委員



関連記事

この記事を読んで…

포토뷰어

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    공유하기

    팝업닫기
    top 메뉴