10日現在で22日目だ。3600人余りがまだ船から降りられないでいる。船に乗った日は先月20日。本来なら今月3日に船から降りるはずだった。予定された日から1週間も過ぎた。船に閉じ込められた乗客の恐怖は計り知れない。同船を見つめる世界の視線も不安一色だ。クルーズ専門家に現状況を聞いてみた。元アジア・クルーズ・リーダーズ・ネットワーク(ACLN)の事務総長であり、現済州(チェジュ)国際コンベンションセンター代表理事のキム・ウイグン氏(52)が前代未聞のこの事態を診断した。キム氏は「クルーズ感染者が日本感染者ではないという日本の主張は理解することはできない」と話した(※次の説明は中央日報の取材を総合した内容)。
--概念から整理しよう。プリンセス・クルーズとは何で、またダイヤモンド・プリンセスとは何か。
「新型コロナ感染者が発生したのが『プリンセス・クルーズ』というクルーズ会社の、『ダイヤモンド・プリンセス』というクルーズ船だ。プリンセス・クルーズは英国と米国の合作会社で、1965年に初めて出港した。一時は世界3大クルーズ会社として知られていたが、米国のカーニバル・クルーズ・グループに合併された。カーニバル・グループは現在、ロイヤル・カリビアン・クルーズとともに世界のクルーズ市場を二分している。プリンセス・クルーズは歴史のあるクルーズ会社だ。1977年、米国のテレビ番組『ラブ・ボート(THE LOVE BOAT)』に登場したクルーズが同社の『パシフィック・プリンセス』だった。その時は超豪華遊覧船だったが、今はこの船よりも3倍以上規模が大きい船も多い(※プリンセス・クルーズは現在、6大陸・約330カ所の港に立ち寄るおよそ150点の商品を運営している。韓国で海外クルーズ会社のクルーズ商品を利用する方法は2種類ある。海外クルーズ会社の韓国事務所やクルーズ商品を代わりに販売する国内旅行会社に予約する。たとえば、ロッテ観光がコスタークルーズの商品を販売している。ロッテ観光クルーズを知っている韓国人は多いが、コスタークルーズを知らない人がいるためだ)」
--ダイヤモンド・クルーズはどのような船か。
「プリンセス・クルーズは現在17種類の船を保有している。最も規模が大きい船は14万3700トン規模の『マジェスティック・プリンセス』で、ダイヤモンド・プリンセスは11万5875トン規模で、同社では7番目に大きな船だ。ダイヤモンド・プリンセスは同じ規模の姉妹船サファイア・プリンセスとともに日本の三菱重工業が建造し、2004年に就航した。今回は乗客2644人、乗務員1044人が乗船していると理解している(※ダイヤモンド・プリンセスの定員は2670人。高さは地上20階建ての建物に相当する62.48メートルで、全長はサッカー場3個分とほぼ同じ290メートルだ。佃芳子が同船の愛称だ。三菱重工業代表の妻の名前が命名されている)。
--今回のクルーズ商品を説明してほしい。
「プリンセス・クルーズの年間企画商品の一つだ。プリンセス・クルーズは毎年『アジアグランドツアー』という名前の2週間ほどの日程の商品を販売している。主に日本を出発して中国に寄港した後、香港と東南アジアの国々を見て回って日本に戻る旅程だ。毎回ではないが、済州道(チェジュド)や釜山(プサン)に立ち寄ることもある。私の記憶では、アジアグランドツアーとして、サファイア・プリンセスが何度も済州道に立ち寄ったことがある(※2018年4月、釜山港に超大型クルーズが入港したと話題になったことがある。その時の船がプリンセス・クルーズの最大クルーズ船マジェスティック・プリンセスだ。韓日中3カ国に寄港するクルーズ商品はプリンセス・クルーズ以外にもさまざまなクルーズ会社から出ている。韓国内ではロッテ観光の貸切クルーズ商品がベストセラーだ。今回の商品で韓国人乗客が9人しかいなかったことは、旅程に韓国が含まれていなかったためだ。韓国から出発して各国を旅するクルーズ商品の内国人の利用者は年間3万~4万人で、昨年クルーズで入国した外国人は約27万人だ)。
韓国クルーズ専門家「新型コロナ、感染者が船から降りれば日本の感染者」(2)
--概念から整理しよう。プリンセス・クルーズとは何で、またダイヤモンド・プリンセスとは何か。
「新型コロナ感染者が発生したのが『プリンセス・クルーズ』というクルーズ会社の、『ダイヤモンド・プリンセス』というクルーズ船だ。プリンセス・クルーズは英国と米国の合作会社で、1965年に初めて出港した。一時は世界3大クルーズ会社として知られていたが、米国のカーニバル・クルーズ・グループに合併された。カーニバル・グループは現在、ロイヤル・カリビアン・クルーズとともに世界のクルーズ市場を二分している。プリンセス・クルーズは歴史のあるクルーズ会社だ。1977年、米国のテレビ番組『ラブ・ボート(THE LOVE BOAT)』に登場したクルーズが同社の『パシフィック・プリンセス』だった。その時は超豪華遊覧船だったが、今はこの船よりも3倍以上規模が大きい船も多い(※プリンセス・クルーズは現在、6大陸・約330カ所の港に立ち寄るおよそ150点の商品を運営している。韓国で海外クルーズ会社のクルーズ商品を利用する方法は2種類ある。海外クルーズ会社の韓国事務所やクルーズ商品を代わりに販売する国内旅行会社に予約する。たとえば、ロッテ観光がコスタークルーズの商品を販売している。ロッテ観光クルーズを知っている韓国人は多いが、コスタークルーズを知らない人がいるためだ)」
--ダイヤモンド・クルーズはどのような船か。
「プリンセス・クルーズは現在17種類の船を保有している。最も規模が大きい船は14万3700トン規模の『マジェスティック・プリンセス』で、ダイヤモンド・プリンセスは11万5875トン規模で、同社では7番目に大きな船だ。ダイヤモンド・プリンセスは同じ規模の姉妹船サファイア・プリンセスとともに日本の三菱重工業が建造し、2004年に就航した。今回は乗客2644人、乗務員1044人が乗船していると理解している(※ダイヤモンド・プリンセスの定員は2670人。高さは地上20階建ての建物に相当する62.48メートルで、全長はサッカー場3個分とほぼ同じ290メートルだ。佃芳子が同船の愛称だ。三菱重工業代表の妻の名前が命名されている)。
--今回のクルーズ商品を説明してほしい。
「プリンセス・クルーズの年間企画商品の一つだ。プリンセス・クルーズは毎年『アジアグランドツアー』という名前の2週間ほどの日程の商品を販売している。主に日本を出発して中国に寄港した後、香港と東南アジアの国々を見て回って日本に戻る旅程だ。毎回ではないが、済州道(チェジュド)や釜山(プサン)に立ち寄ることもある。私の記憶では、アジアグランドツアーとして、サファイア・プリンセスが何度も済州道に立ち寄ったことがある(※2018年4月、釜山港に超大型クルーズが入港したと話題になったことがある。その時の船がプリンセス・クルーズの最大クルーズ船マジェスティック・プリンセスだ。韓日中3カ国に寄港するクルーズ商品はプリンセス・クルーズ以外にもさまざまなクルーズ会社から出ている。韓国内ではロッテ観光の貸切クルーズ商品がベストセラーだ。今回の商品で韓国人乗客が9人しかいなかったことは、旅程に韓国が含まれていなかったためだ。韓国から出発して各国を旅するクルーズ商品の内国人の利用者は年間3万~4万人で、昨年クルーズで入国した外国人は約27万人だ)。
韓国クルーズ専門家「新型コロナ、感染者が船から降りれば日本の感染者」(2)
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