シンガポールエアショーに参加する中国人民解放軍空軍所属の第８１飛行表演帯（曲芸飛行隊）が５日、シンガポール現地に到着した。この飛行隊の象徴である青・白・赤のＪ－１０戦闘機７機が滑走路に着陸した。

ところが米オンライン軍事専門メディアのディフェンスニュースによると、シンガポール現地はこの飛行隊を歓迎していない雰囲気だという。飛行隊と共に来た中国空軍のＩｌ－７６輸送機のためだ。この輸送機は飛行隊の支援人員と装備を輸送する。


ところが輸送機は中国空軍の第１３運送師団所属だ。南部戦区のこの部隊は湖北省の武漢と当陽にある。武漢は最近、世界に広がっている新型コロナウイルス感染症の発源地だ。第８１連隊の基地は北京にある。


第８１連隊は１９６２年に編成された。「８１」は中国人民解放軍の建軍日、１９２７年８月１日を記念して付けられた。この飛行隊は１００カ国以上で曲芸飛行を見せてきた。中国では「パイ（八一）」という愛称で有名だ。

さらに中国曲芸飛行チームのエアショー参加や中国代表団の訪問は公開されなかった。シンガポールは曲芸飛行隊が到着する前日の４日夕のニュースでこの事実を簡単に知らせたという。

２年ごとに開催されるシンガポールエアショーは新型コロナウイルスのために主要企業が突然参加を取り消した。韓国空軍のブラックイーグルスも直前に不参加をシンガポールに通知した。シンガポールでは６日昼１２時現在、新型コロナウイルス感染者が３０人確認されている。