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「ホテル予約100件キャンセル」 韓国観光空洞化に直撃弾(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
武漢海外同胞を受け入れた忠清南道牙山市(チュンチョンナムド・アサンシ)も地域景気が影響を受けている。温陽(オニャン)に位置したある温泉の場合、武漢海外同胞受け入れ場所が牙山警察人材開発院に決まり、客が4分の1水準に減った。牙山市のAホテルは最近、客室予約キャンセルだけで100件以上あった。このホテル関係者は「普段より客が3分の1に減った」と話した。

12・14人目の確定患者夫婦が住む京畿道富川(キョンギド・プチョン)地域も打撃を受けている。3日午前、富川駅北部広場のタクシー乗り場で会ったタクシー運転手のキムさん(66)はため息をついた。「普段より明らかに人が少ないです。駅前なのにタクシーに乗る客がほとんどいないでしょう」。確定患者夫婦が訪れたCGV富川駅店とemart(イーマート)富川店は臨時休業に入った状態だ。CGV富川駅店の近くにあるカフェスタッフのチェさん(26)は「普段、出退勤の時間帯にコーヒーを買っていく人が多かったが、今日は朝から一人も来なかった」と話した。

新型コロナは、韓国のファッションのメッカ、東大門(トンデムン)まで襲った。最近、第二の全盛期をむかえた東大門衣類卸売商街だったが、訪問客が半分になって閑散としていた。「ここ、見えませんか? 見えているとおりです」。東大門衣類卸売商街「THEOT」1階で衣料品店を経営する女性商人は3日、「最近の雰囲気はどうか」という記者の質問が終わるやいなや「インタビューは受けない」と手で遮りながらこのように話した。


この日午前、人1人がなんとか通れる空間を間に置いて向かい合い、狭い売り場が肩をくっつけるようにしてずらりと並んでいる商店街の内部は客の姿を探すのが難しかった。深夜から正午まで営業しているTHEOTは、普段は深夜に起きることができなかった観光客や消費者に人気の場所だ。だがこの日、店の間を行き来する人々は、主に衣類をいっぱいに詰めた大型のかばんを両手にいくつもぶら下げている小売り商か生地販売商だけだった。

東大門の夜の道は普通は昼よりも多くの人が集まるが、3日深夜の夜の道はいつも以上にうら寂しい雰囲気だった。普段は荷物を積んだ車両が所狭しと駐車していて人は通り過ぎるのもやっとという通りや、信号が変わるや一斉に行き交う歩行者であふれていた横断歩道はガラガラだった。THEOTで正午から12時間働いているチュさん(28)は「今年のソル(旧正月)連休から通りやショップを歩き回る人がいない」と話した。東大門観光特区協会によると、旧正月連休以降、現在、東大門商店街訪問客数は普段の半分水準まで落ち込み、売上額も30~40%減少した。

こちらの卸売業者は直撃弾を受けた。中国生地の輸入が途切れたためだ。東大門で卸売衣類会社を運営するユさん(31)は「国内の生地と中国の生地の単価が最大2倍まで違いがある。中国の生地の需給がストップしているので注文が入ってきても生産できない」と話した。


「ホテル予約100件キャンセル」 韓国観光空洞化に直撃弾(1)

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