牙山(アサン)警察人材開発院の内部[写真 読者提供]
ここに収容された帰国者は1部屋に1人ずつ、すなわち1人1室を原則に徹底的に隔離されながら生活する。臨時生活施設の人材開発院に収容された初日、帰国者がどのように生活するのかを尋ねた。
人材開発院2階の部屋で生活することになった中国大学留学生のKさん(27)。Kさんは人材開発院に入所する際、体温を計ったが、高熱など特に異常はなかった。保健当局は新型コロナウイルスに感染していないかを確認するために唾液を採取した。
ミネラルウォーターや下着などが支給され、この日午後2時ごろ各部屋に昼食が配られると部屋の中で食事をした。メニューはご飯とワカメスープ、豚肉の炒め物、豚カツ、キムチ、うずら卵だった。
Kさんが生活する部屋にはベッド2個とテレビ1台、個人の机、トイレ・シャワーがある。部屋には新聞と散文集1冊も置かれていた。到着後、本や新聞を読んだりテレビを視聴したりして時間を過ごした。
一日3度の食事はドアの前に置かれるという案内を受けたという。Kさんは「ドアから外には出て行けない」とし「外出できなくても、中国で感染の恐怖を感じるよりもよい」と語った。
Kさんは14日間、この部屋で生活し、中国では接する機会がなかった韓国の新聞や本を読んで自己啓発する予定だ。また部屋の中で軽く運動しながら健康を維持する考えという。
「退屈ではないか」という質問には「大丈夫」と余裕を見せた。Kさんは「検査の結果が出るまで余裕を持って生活したい」とし「心配していた家族は私が韓国に戻ったことで安心しているようだ」と伝えた。
別の部屋のイ・テヨンさん(25)は地域の住民にまず感謝の気持ちを表した。中国の大学に交換留学で行ってから5カ月が経過したイさんは第1便のチャーター機でソウル金浦空港に到着した。
イさんは「地域住民の反対が激しいという記事を見て心配していたが、実際、施設に入る時は反対がなかった」とし「私たちの中に保菌者がいるかもしれないが、数人の市民はむしろ励ましてくれてありがたかった」と話した。
牙山市民は帰国者を温かく迎えようという意味を込めて「We are Asan(私たちが牙山)」と書かれた紙を持ちながらSNSで認証キャンペーンをした。
イさんは毎日2回ずつ体温測定など検診を受けて生活する。部屋は1人1室が原則で、洗面道具、ゴミ袋、手洗浄剤などの物品が支給された。中央日報が入手した現場映像を見ると、1.5リットルの水9本も各部屋に置かれていた。
イさんは「施設の中でも部屋の外に出ることを自制しなければならず、食事の時間になれば弁当が配られる」と説明した。イさんは「家族は『とにかく健康に過ごして帰ってきてほしい』と話している」とし「地域の住民に迷惑をかけずに安全に戻るのが目標」と語った。
警察教育機関の警察人材開発院は177万平方メートルの敷地に638部屋(2人1室)の宿舎、公演施設(1800席、460席)、大運動場などがある。宿舎では一日最大1276人が同時に生活できる。
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