8日に断行された検察幹部人事でいわゆる「尹錫悦(ユン・ソクヨル)師団」と呼ばれる検察幹部がぞろぞろ左遷された。蔚山(ウルサン)選挙介入疑惑事件やチョ・グク前法務部長官一家の不正捜査を指揮してきた特捜通の検事らも散り散りとなり、捜査の脈が途絶えかねないとの懸念が出ている。これに対し盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権、または現政権と縁がある検事らが要職に大挙前進配備された。
法務部はこの日午後7時30分ごろに検察高位幹部に当たる検事32人に対する人事を13日付で断行すると明らかにした。高等検事長と検事長にそれぞれ5人ずつ昇進し、22人は異動した。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)などいわゆる「生きている権力」に刃を向けた検事らはほとんど地方異動が発令された。チョ前長官一家の不正事件捜査を率いた大検察庁(最高検)のハン・ドンフン反腐敗・強力部長(司法研修院27期)は釜山(プサン)高等検察検事補に異動する。青瓦台の蔚山(ウルサン)市長選挙介入疑惑事件を指揮した大検察庁のパク・チャンホ公共捜査部長(26期)は済州(チェジュ)地検長に異動した。2つの事件の捜査を総括したペソウル中央地検の・ソンボム地検長(23期)は法務研修院長に任命された。高等検察庁長級の昇進だが捜査とは縁遠いポストだ。
尹検事総長を補佐してきた核心参謀も大挙入れ替えられた。検察の「ナンバー2」と呼ばれるカン・ナムイル大検察庁次長(23期)は大田(テジョン)高検長に異動し、後任にク・ボンソン議政府(ウィジョンブ)地検長(23期)が抜擢された。イ・ウォンソク大検察庁企画調整部長(27期)は水原(スウォン)高等検察次長に、チョ・サンジュン大検察庁刑事部長(26期)はソウル高等検察庁次長としてそれぞれ行くことになった。尹検事総長と親しく間で「大尹(尹総長)」に対し「小尹」と呼ばれたユン・テジン水原地検長(25期)は司法研修院副院長に転じた。自由韓国党のチョン・ヒギョン報道官は「きょうの法務部の検察人事は青瓦台が関連した犯罪捜査をしないということで、文在寅政権自ら捜査網から抜け出そうとするセルフ免罪符用人事暴挙」と論評した。
◇ペ・ソンボム、高等検察庁長級「左遷性昇進」…尹錫悦腹心のユン・テジンは司法研修院行き
「共に民主党」のイ・ジェジョン報道官は「個人個人の能力と職務の適合性が広く反映された適切な人事」と主張した。
全国最大規模の検察庁であるソウル中央地検長にはイ・ソンユン法務部検察局長(23期)が抜擢された。イ地検長は盧武鉉政権時代の2004~2006年に青瓦台特別監察班長として派遣され、当時民情首席秘書官だった文大統領とともに勤務した。彼は文大統領と大学の同窓で、慶熙(キョンヒ)大学出身で初めての検事長だ。セウォル号事故当時木浦(モクポ)支庁長として検察・警察合同捜査班長を担当することもした。
法務部検察局長にはソウル東部地検のチョ・ナムグァン地検長(24期)が、企画調整室長にはソウル高等検察庁のシム・ウジョン次長が任命された。当初検察人事と予算を総括するこの2つのポストを秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官が検事以外に変えるといううわさがあったが実現しなかった。リュ・ヒョク前統営(トンヨン)支庁長(26期)を法務部検察局長に任用しようと面接までしたが検察人事委員会で新規検事任用が否決されたためだ。チョ地検長は柳在洙(ユ・ジェス)前釜山市経済副市長に対する監察もみ消し疑惑の捜査を指揮した。
尹総長の手足がもがれた最高検察庁参謀のポストはほとんどが新たに昇進した26~27期の検事長が就いた。反腐敗・強力部長にはチュ長官の人事聴聞会準備団広報チーム長を務めたシム・ジェチョルソウル南部地検第1検事補(27期)が、公共捜査部長にはペ・ヨンウォン水原地検第1検事補(27期)がそれぞれ任命された。
秋長官はこの日断行された検察人事に対し、尹総長と協議していないという。ある検察幹部は「捜査チームを解体するための露骨な人事」と批判した。
秋長官はこの日午後4時ごろ政府果川(クァチョン)庁舎を出発して青瓦台へ向かった。秋長官は青瓦台に到着して人事案を報告したという。秋長官が青瓦台を出てから2時間ほど後に人事案が電撃発表された。
法務部はこの日午後7時30分ごろに検察高位幹部に当たる検事32人に対する人事を13日付で断行すると明らかにした。高等検事長と検事長にそれぞれ5人ずつ昇進し、22人は異動した。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)などいわゆる「生きている権力」に刃を向けた検事らはほとんど地方異動が発令された。チョ前長官一家の不正事件捜査を率いた大検察庁(最高検)のハン・ドンフン反腐敗・強力部長(司法研修院27期)は釜山(プサン)高等検察検事補に異動する。青瓦台の蔚山(ウルサン)市長選挙介入疑惑事件を指揮した大検察庁のパク・チャンホ公共捜査部長(26期)は済州(チェジュ)地検長に異動した。2つの事件の捜査を総括したペソウル中央地検の・ソンボム地検長(23期)は法務研修院長に任命された。高等検察庁長級の昇進だが捜査とは縁遠いポストだ。
尹検事総長を補佐してきた核心参謀も大挙入れ替えられた。検察の「ナンバー2」と呼ばれるカン・ナムイル大検察庁次長(23期)は大田(テジョン)高検長に異動し、後任にク・ボンソン議政府(ウィジョンブ)地検長(23期)が抜擢された。イ・ウォンソク大検察庁企画調整部長(27期)は水原(スウォン)高等検察次長に、チョ・サンジュン大検察庁刑事部長(26期)はソウル高等検察庁次長としてそれぞれ行くことになった。尹検事総長と親しく間で「大尹(尹総長)」に対し「小尹」と呼ばれたユン・テジン水原地検長(25期)は司法研修院副院長に転じた。自由韓国党のチョン・ヒギョン報道官は「きょうの法務部の検察人事は青瓦台が関連した犯罪捜査をしないということで、文在寅政権自ら捜査網から抜け出そうとするセルフ免罪符用人事暴挙」と論評した。
◇ペ・ソンボム、高等検察庁長級「左遷性昇進」…尹錫悦腹心のユン・テジンは司法研修院行き
「共に民主党」のイ・ジェジョン報道官は「個人個人の能力と職務の適合性が広く反映された適切な人事」と主張した。
全国最大規模の検察庁であるソウル中央地検長にはイ・ソンユン法務部検察局長(23期)が抜擢された。イ地検長は盧武鉉政権時代の2004~2006年に青瓦台特別監察班長として派遣され、当時民情首席秘書官だった文大統領とともに勤務した。彼は文大統領と大学の同窓で、慶熙(キョンヒ)大学出身で初めての検事長だ。セウォル号事故当時木浦(モクポ)支庁長として検察・警察合同捜査班長を担当することもした。
法務部検察局長にはソウル東部地検のチョ・ナムグァン地検長(24期)が、企画調整室長にはソウル高等検察庁のシム・ウジョン次長が任命された。当初検察人事と予算を総括するこの2つのポストを秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官が検事以外に変えるといううわさがあったが実現しなかった。リュ・ヒョク前統営(トンヨン)支庁長(26期)を法務部検察局長に任用しようと面接までしたが検察人事委員会で新規検事任用が否決されたためだ。チョ地検長は柳在洙(ユ・ジェス)前釜山市経済副市長に対する監察もみ消し疑惑の捜査を指揮した。
尹総長の手足がもがれた最高検察庁参謀のポストはほとんどが新たに昇進した26~27期の検事長が就いた。反腐敗・強力部長にはチュ長官の人事聴聞会準備団広報チーム長を務めたシム・ジェチョルソウル南部地検第1検事補(27期)が、公共捜査部長にはペ・ヨンウォン水原地検第1検事補(27期)がそれぞれ任命された。
秋長官はこの日断行された検察人事に対し、尹総長と協議していないという。ある検察幹部は「捜査チームを解体するための露骨な人事」と批判した。
秋長官はこの日午後4時ごろ政府果川(クァチョン)庁舎を出発して青瓦台へ向かった。秋長官は青瓦台に到着して人事案を報告したという。秋長官が青瓦台を出てから2時間ほど後に人事案が電撃発表された。
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