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韓国国防長官「軍用機の遭遇時は国際法の徹底遵守を」…日中露向け

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防部長官 [写真 共同取材団]

韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官が軍用機が空中で遭遇すれば国際法と関連規定を徹底的に遵守しなければいけないと主張した。

鄭長官は18日午後(現地時間)、タイ・バンコクのホテルで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議(ADMM-Plus)の本会議で、「海上衝突回避規範(CUES)と空中における軍用機同士の遭遇に係るガイドライン(GAME)など国際法と関連規定を徹底的に遵守していけば、域内の平和秩序はさらに安定的に定着するだろう」と述べた。

CUESは2014年のWPNS(西太平洋海軍シンポジウム)本会議で韓国、米国、中国、日本、ロシア、シンガポール、ニュージーランド、ベトナムなどアジア太平洋地域25カ国が全会一致で批准した海上規範。この規範は海軍機(哨戒機含む)が艦艇の周辺でアクロバット飛行をしたり攻撃態勢の試演をすることを避けるべきだと勧告している。


GAMEは昨年10月のASEAN国防相会議(ADMM)で加盟国が合意した原則で、空中軍事作戦および定例的哨戒活動での航空機間の空中安全に関する基本原則を含む。

一方、鄭長官のこうした発言は、哨戒機事態を招いた日本と韓国防空識別圏(KADIZ)と韓国の領空をそれぞれ侵犯した中国とロシアに向けた発言と解釈される。

鄭長官は「すべての国が国際法と各国の権益を尊重できるよう各種原則と国際規範の確立に持続的に努力すべき」とし「安保分野の利害関係衝突を予防して葛藤を調整するには、議論と実践の基準を明確に設定することが非常に重要だ」と強調した。

また、鄭長官は今月計画された連合空中訓練延期に関連し、北朝鮮が緊張を高める行動を中断して韓米政府の善意に呼応すべきだと明らかにした。

鄭長官は「北が短距離弾道ミサイルなどを発射し、対北政策の転換を促す談話を発表しながら韓半島(朝鮮半島)の緊張を高めていて、依然として我々の前には多くの難関がある」とし「大韓民国政府と米国政府はこれに関連して米朝対話のための実務交渉が早期に再開されるよう促した」と述べた。

続いて「今後、米朝実務交渉と3回目の米朝首脳会談が北の非核化と韓半島の恒久的な平和定着のための過程で重大な峠になると考える」とし「韓米朝首脳間の信頼と意志は変わらない」と明らかにした。

続いて「韓半島の平和定着はアジア太平洋地域の安定と平和を築いていく過程」とし「韓半島の緊張と葛藤はアジア太平洋地域の安保に重大な脅威になりかねず、平和と繁栄の未来に進むために必ず解決すべき課題」と力説した。



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