東北アジア平和センターのキム・ヨンホ理事長(左)と和田春樹・東京大学名誉教授[中央フォト]
だが、連合国と日本の間の条約締結は戦後補償問題など懸案を蔑ろにした結果を生んだ。韓国は日本帝国が行った4回にわたる戦争(1894年日清戦争、1904年日露戦争、1937年日中戦争、1941年太平洋戦争)の最も大きな被害国であるにもかかわらず、1910年日本に「併合」されてその領土になったという理由で会議に招待すらされなかった。強制併合の結果によってもたらされた地位が参加排除の理由になった。侵略行為を懲らしめる講和会議が侵略行為を正当視する格好になったわけだ。
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