2カ月前の9月1日午後にソウル空港からタイに向かった時の文在寅大統領と金正淑夫人。[中央フォト]
今回の首脳会議には日本の安倍晋三首相、中国の李克強首相も参加するが、文大統領はこれらの国と2国間会談は計画していないという。ただし多国間会議の席上で安倍首相らと遭遇する可能性はある。
文大統領は到着初日の日程として今年のASEAN議長国のタイが準備した夕食会に金正淑(キム・ジョンスク)夫人とともに参加する。文大統領はASEAN首脳らに25~27日に釜山(プサン)で開かれる韓国ASEAN特別首脳会議と第1回韓国メコン首脳会議に対する関心と協力を求める計画だ。
文大統領は4日午前にASEANと韓日中が参加するASEAN+3首脳会議に参加する。文大統領はASEAN+3の協力強化基盤を作るための持続可能な共同体建設など域内協力の指向点を提示し、韓国の寄与の意志を表明する予定だ。
その後「持続可能な発展」をテーマにした特別昼食会に参加する。昼食会には今回の首脳会議に参加するすべての国の首脳のほか、国連のグテーレス事務総長、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ総裁らも参加する。文大統領は持続可能な発展目標(SDGs)達成に向けた韓国の努力を説明することで責任ある中堅国としての韓国の地位を高めると期待すると青瓦台(チョンワデ、大統領府)は明らかにした。
同日午後にはASEANと韓国、米国、中国、日本、ロシアなどが参加する東アジア首脳会議(EAS)が開催される。文大統領は韓半島(朝鮮半島)問題をはじめとする主要地域と国際情勢に対する韓国政府の立場を説明し、超国家犯罪など非伝統安保問題対応に向けた韓国の寄与の意志を強調する予定だ。米国からはホワイトハウスのオブライエン補佐官(国家安全保障問題担当)が特使として参加するという。
文大統領は4日に最後の日程として東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会議に参加した後、5日に帰国する。
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