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「ホワイト国から韓国外さずにASEANを入れるべき」 ARFで逆攻勢受けた河野氏

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「韓国をホワイトリストから外すのではなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)もホワイトリストに入れるべきではないか」

2日午前、タイ・バンコクのセンタラ・グランド・コンベンションセンター多国間会議場。ASEANプラス3(韓日中)外相会議が行われている間、シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相は準備してきた原稿を伏せると突然決心したような発言をした。先の冒頭発言で日本のホワイト国決定をめぐり韓日外相が舌戦を行ったことに対する反応だった。

康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が冒頭発言で日本のホワイト国排除決定に対して「一方的かつ独自の措置に厳重な憂慮を表する」というと、河野太郎外相は「韓国は以前もASEANの友人と同等か、もっと有利な地位を享受してきたし、今後も変わりはない」と反発した。ホワイトリストから韓国を除外したことは韓国に不利益を与えるのでなく、ASEANのように最初からホワイトリストの恩恵を受けられなかった他の国々と同等な待遇に戻すという論理になってしまった。


◆シンガポール「ホワイトリストに我々が入っていない?」

続けて非公開に進められた地域および国際情勢関連討議セッションで、ASEANの長官たちは準備してきた原稿通りに発言を順に行ったが、バラクリシュナン外相が突然「率直な話を一度してみたい」とし、河野外相の発言を問題にした。バラクリシュナン外相は「ホワイトリストは縮小するのではなく増やすべきだ。河野外相はASEAN国家をそこに一つも含んでいないように話したが、韓国を外すのではなく、ASEANを入れるべきだ」と指摘した。それ以前までASEAN10カ国のうちどの国もホワイトリストに入っていない事実を知らなかったという趣旨で述べながらだ。また「信頼関係を増進して相互間の依存度を高めることが我々地域の共同繁栄のために必要だ」と話した。

ASEAN関連の多国間会議で康長官が日本を指定して特定国家に対する問題を提起したことも異例だが、バラクリシュナン外相のように他の長官の発言に異議を呈して反論するのも珍しい光景だった。

◆王毅も「善意で問題解決を」

ところで今回は王毅中国外交部長が加勢した。王部長は「バラクリシュナン外相の発言から非常に良いインスピレーションを受けた。ASEANと我々3カ国は一つの家族同然だが、このような問題が生じて遺憾だ」と話した。また「このような問題は相手に対する信頼と善意で解決されるべきだ」と指摘した。原則を強調したわけだが、日本がホワイト国家措置を強行した日の発言ということで意味深長だった。

河野外相も黙っていなかった。再び発言権を得て「日韓間には水産物輸入規制問題、両国間の(1965年)基本条約関連問題、輸出統制問題など3つの問題があるが、それぞれ別個のイシュー」とし、輸出規制が強制徴用問題に対する報復措置ではないと主張した。

すると今回は康長官が発言機会を得て大法院の強制徴用判決について説明しながら「今の状況はまさにこのような判決により触発されたもの」と話した。このように会議が終わるまで康長官は3回、河野外相は4回にわたって発言して攻防を繰り広げた。当初、ASEANプラス3外相会議は1時間30分の予定だったが、予定された時間を超えて終了した。



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