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<Mr.ミリタリー>東アジアはミサイル競争…韓半島がさらに危険に(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮のミサイルも中国に劣らない問題だ。北朝鮮ミサイル1000発のうち200-300発が中距離に該当する。準中距離のスカッドC(800キロ)とノドンミサイル(1300キロ)、中距離のムスダン(4000キロ)と火星12(3700キロ)などだ。北朝鮮には核弾頭30-60個もある。北朝鮮の非核化の可能性は低い。北朝鮮は核とミサイルで韓国・日本に圧力を加え、韓米同盟まで脅かしている。

こうした中、ロシアが北東アジアにカムバックしている。ロシアは中国と連合し、緩んだ韓米同盟の隙を狙っている。7月にロシア偵察機が中国空軍機と連合訓練中に独島(ドクト、日本名・竹島)領空を侵犯し、22日には偵察機・爆撃機・最新鋭戦闘機で韓国防空識別圏(KADIZ)を侵犯した。「東海(トンヘ、日本名・日本海)→南海→西海(ソヘ、黄海)」と韓国を包囲飛行した感じだ。中露が北朝鮮を後見しながら代理戦を前に出しているという印象を受ける。ここに便乗するように北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は現代峨山の金剛山(クムガンサン)観光施設の撤去を指示した。今年末に米国との非核化交渉が最終的に決裂すれば、さらに険悪なムードになる見通しだ。韓半島が安定するどころか、力の対決に向かっている。

韓半島をめぐる安保状況がまた悪化しているが、政府は目を背けている。多くの中朝ミサイルを独自で防御するという。


しかし国産の中高度迎撃ミサイルは2026年に開発される。高高度防衛には関心もない。イスラエルのように3、4重の防御は夢の話だ。国民を保護する考えがあるのか分からない。もう政府は多様な対策を講じなければいけない。

まず近いうちに米国か中国かのどちらかを選択しなければいけない時がくる。もうグレーゾーンはなくなる。米国が良いのなら、中国に約束した「3No」(THAAD追加配備、韓日米軍事同盟、米ミサイル防衛編入をしない)の撤回は当然だ。他国の迎撃システムでも導入して北朝鮮と中国のミサイルを防がなければいけない。韓米ミサイル防衛システムの統合は効果的だ。韓日米安保協力の強化で中国に圧力を加えて北朝鮮の非核化を牽引することも考えられる。何よりも国民のためには負担を甘受しなければならず、勇気が必要だ。世の中に無料の安保はない。


<Mr.ミリタリー>東アジアはミサイル競争…韓半島がさらに危険に(1)

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