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韓国のF35Aステルス機を非難した北、今度は原子力潜水艦導入に難癖

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

F35A

韓国軍のF35Aステルス戦闘機導入を執拗に非難してきた北朝鮮が今度は原子力潜水艦の導入に難癖をつけている。F35Aと同じように「9・19南北軍事合意」違反を名分としている。

北朝鮮の対南宣伝インターネットメディア「メアリ」は22日、「悪い行動には断固たる対応が伴う」と題して、韓国軍の原子力潜水艦確保の動きを「明白に南北軍事分野合意書に背く悪い行動」とし「こうした悪い行動を繰り返しながらどのように相手の信頼を得て、真の平和をもたらすことができるのか」と非難した。9・19軍事合意第1条1項は「双方は大規模な軍事訓練及び武力増強問題、さまざまな形態の封鎖・遮断及び航行妨害問題、相手に対する偵察行為中止問題などについて『南北軍事共同委員会』を稼働して協議していくことにした」と明示している。北朝鮮はこれを根拠に原子力潜水艦の導入を非難した。

ところが南北軍事共同委の構成は北朝鮮側の拒否で進展が全くない。さらに北朝鮮は潜水艦発射ミサイル(SLBM)を試験発射して対米緊張の強度を高めた。こうした状況で韓国に対して「合意違反」を主張した。


北朝鮮が原子力潜水艦を具体的に取り上げて非難したのは、この武器の対北朝鮮抑止力のためと解釈される。海軍は10日の国政監査で「海軍独自(原子力潜水艦)のTF(タスクフォース)を運用している」として原子力潜水艦導入推進を事実上公式化した後、原子力潜水艦が北朝鮮のSLBMに対応する性格であることを明らかにした。沈勝燮(シム・スンソプ)海軍参謀総長は「原子力推進潜水艦は長期間の水中作戦が可能」とし「SLBMを探知した後、持続的に追跡して撃滅するのに最も有用性があると考えている」と強調した。北朝鮮の立場では、SLBMを開発しても韓国の原子力潜水艦が障害になるということだ。

北朝鮮の別の対南宣伝メディア「わが民族同士」はこの日、「南朝鮮の好戦者が『対北朝鮮先制攻撃能力』を高めるためのミサイル発射訓練を定例化しようという企図を露骨に表したのは、朝鮮半島情勢を常時緊張させるということだ」と主張した。イ・ジョンス陸軍ミサイル司令官が8日の国政監査で「今年から玄武系列ミサイルの定例的な射撃訓練をしている」と述べたことに対してだ。当時、イ司令官は「2017年に北のミサイル発射に対応して5回、7発の射撃があった」とし「今年また実射撃訓練を1回し、今後も計画している」と述べた。

軍内外では最近の北朝鮮メディアの挑発が尋常でないという分析が出ている。ただ軍当局は北朝鮮のこうした非難にいちいち対応しないという立場だ。軍関係者は「それだけ我々の武器と対応態勢に対する北の警戒感が強いということだ」と話した。



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