北朝鮮が弾道ミサイル挑発を行った先月15日、韓国の文在寅大統領(右)と安倍晋三首相が34分間、電話会談を行った。左は李洛淵首相。文大統領と安倍首相は「国際社会が国連安全保障理事会決議2375号を採択して北朝鮮の核とミサイル挑発に対する団結した意志を表明したのに、再びミサイル発射挑発を敢行したことに対して強力に糾弾する」ことで意見を一致させた。[写真 青瓦台]
それでも李首相が来週訪日時に「祝賀使節代表」だけにとどまるとみる見方は多くない。今年7月、日本のホワイト国(輸出優遇国)からの韓国除外措置で韓日関係が最悪に突き進む時、素早く行動に乗り出す国内政治家がほとんどいなかったが、「知日派」を自認してきた李首相は日本側の人々と水面下で疎通する差別化した動きを見せた。8月末の額賀福志郎・日韓議員連盟会長との電話会談、9月初めの河村建夫・日韓議員連盟幹事長との会合がその例だ。このため来週訪日時も李首相がより積極的な役割を果たすのではないかという見方が強い。李首相が文大統領のメッセージを持って行く可能性も開かれている。
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