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北朝鮮「新型北極星3型の試験成功」…1型より3メートル大きくなった10メートル(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
労働新聞など北朝鮮官営メディアが3日、「朝鮮民主主義人民共和国国防科学院は2日午前、朝鮮東海(トンへ、日本名・日本海)の元山(ウォンサン)湾水域で新型の潜水艦弾道弾『北極星3型』の試験発射を成功裏に進めた」と報じた。前日、元山沖の海で行った潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射が成功的だったことを対外に知らせた。

北極星3型は北朝鮮が2017年に図面を何気なく見せながら開発中だという情報を流した固体燃料ミサイルだ。北朝鮮メディアは同年8月23日、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が国防科学院化学材料研究所を視察する様子を伝えたが、報道写真の中の壁に北極星3型の図面が掲示されていた。この図面が約2年で実物として登場した。

北朝鮮はこれに先立ち2016年8月24日に「北極星1型」、2017年2月12日と4月5日に北極星の地上発射型である「北極星2型」をそれぞれ発射した。北極星1型は全長が7メートルほどだが、北極星3型は10メートルを超えるとみられる。直径もさらに大きくなったと推定される。


韓国科学技術政策研究院のイ・チュングン上級研究委員は「北極星3型が1型よりも長く太くなったのは射程距離を伸ばす目的」としながら「ところが今回のミサイルは最大射程距離が1900キロメートル前後だと分析できる。北極星1・2型(1300キロメートル)と比べてもそれほど伸びてはいない」と話した。イ研究委員は「北朝鮮が今回安定性を中心にテストした」としながら「北朝鮮が近い将来、射程距離を伸ばす後続発射を行うだろう」と話した。

北極星3型が水中から発射される時、そのすぐ近くに船1隻が停泊している様子がとらえられたが、軍当局はこの船が水中発射台を装着したバージ船を引っ張って来た牽引船だとみている。潜水艦から直接発射されたものではないとの見方が優勢なのはこのためだ。バージ船は水中に沈んでいたが、ミサイル発射後に水面上に浮くように作られた。

北朝鮮は北極星3型が大気圏外で地球の姿を撮影した写真も公開した。世界のどこからでもSLBMを発射させることができるという戦略的なメッセージだ。外交安保専門メディア「The Diplomat(ザ・ディプロマット)」の上級エディターであるアンキット・パンダ(Ankit Panda)氏は「2017年11月(29日火星15型)以降、初めての戦略的発射」と評価した。2018年米朝非核化交渉を進めながら戦術的挑発だけを犯した北朝鮮が戦略的挑発に出たという意味だ。

クォン・ヨンス元国防大学教授は「北朝鮮がSLBMをまともに発射させるためには准中距離弾道ミサイル(MRBM、射程距離1000~3000キロメートル)を超えて少なくとも中距離弾道ミサイル(IRBM、3000~5500キロメートル)を保有しなければならない」とし「北極星3型の開発目標は射程距離3000キロメートル以上」と推定した。韓国国防安保フォーラムのムン・グンシク局長(元潜水艦艦長)は「イスラエルを除く世界のSLBM搭載潜水艦はすべて原子力推進方式(原子力潜水艦、原潜)」としながら「北朝鮮も原潜の建造を推進中という諜報がある」と話した。


北朝鮮「新型北極星3型の試験成功」…1型より3メートル大きくなった10メートル(2)

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