2018年自殺死亡者は前年より9.7%増加した1万3670人で、自殺率は人口10万人当たり26.6人へと9.5%上昇した。最も大きな問題だった高齢者の自殺は80代以上で減少するなど、高齢者の自殺予防事業効果があったと見られるが、その他の全年齢で自殺が増加し、特に10代で22.1%上昇したのが衝撃的だ。多くの国で10~30代の死亡の原因1位が事故死だが、韓国の場合自殺であることも特徴だ。女性の高い自殺率も目立つ。女性の自殺率が人口10万人当たり10人を上回る国がないが、韓国だけが15人に迫るほど深刻な実情だ。
韓国の自殺率がそもそも高いわけではなかった。90年代初期、OECD加盟国の中で自殺率が低い国の一つだったが、90年代後半から経済危機がもたらした社会文化的変化、医療と福祉のセーフティーネットの不備などで急激に上昇し、2003年からOECDで最も高くなり2011年には最高点(31.7)に達した。
韓国の自殺率がそもそも高いわけではなかった。90年代初期、OECD加盟国の中で自殺率が低い国の一つだったが、90年代後半から経済危機がもたらした社会文化的変化、医療と福祉のセーフティーネットの不備などで急激に上昇し、2003年からOECDで最も高くなり2011年には最高点(31.7)に達した。
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