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密着する日米…日本の空母に米軍のF35Bが発着艦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「日本の空母に発着艦する最初の戦闘機は米軍機になるだろう」。

日本が戦後初めて持つことになる空母に当分米軍のF35Bステルス戦闘機を運用する計画であると日本メディアが報道した。こうした案は日本側が米国に先に提案したと伝えられた。朝日新聞は複数の日本政府関係者の話として、「事実上の空母に改修される海上自衛隊最大の『いずも』型護衛艦をめぐり、日本側が今年3月、米軍首脳に対し、米軍機が先行利用する見通しを伝えていた」と21日に報じた。

これはこれまでの日本政府の公言と異なる内容のため議論が予想される。3月に岩屋毅防衛相は国会の2019年度予算案審議の際に野党側から自衛隊空母への米軍機発着艦の可能性を質問され、「能力的に可能というだけで現時点で検討や調整はしていない」と話した。その一方で「緊急時に(米軍機が)降りられる滑走路がないという場合もある。絶対に米軍のF35Bが護衛艦に載ってはいけないと申し上げるわけにはいかない」と含みを持たせた。


だが日本は「緊急」でない平時にも自衛隊の空母でF35Bの離着陸訓練を展開するものとみられる。同紙によるとこうした計画は3月26日に米海兵隊トップのネラー総司令官(当時)が訪日した際に協議された。日本側がネラー司令官にいずも型護衛艦2隻(いずも、かが)の空母化計画を説明した後、「改修後のいずも型護衛艦の甲板で発着艦する最初の戦闘機は、米軍のF35Bになるだろう。甲板上での戦闘機の運用の要領など協力と助言をお願いする」と明らかにしたということ。ネラー司令官も「できる限り支援する」と応じたと答えたと同紙は伝えた。すでに米海兵隊は山口県の岩国基地にF35B戦闘機を実戦配備した状態だ。空母化後は日米合同演習など必要なときはいつでも米軍のF35Bがいずもに発着艦できるという意味だ。

こうした結果は日本と米国双方の必要性に伴ったものという分析が出ている。まず日本は空母化日程と航空自衛隊のF35B導入の間に発生する時差を考慮したとみられる。海上自衛隊は5年周期で各艦艇の定期検査を実施するが、これを利用していずも型護衛艦の空母化を進める計画だ。いずもの場合は2020年、かがは2022年にそれぞれ甲板耐熱性強化、整備庫拡充、電源工事などの改修作業を行う予定だ。

これに対し航空自衛隊が42機の導入を計画しているF35Bは予算編成から配備まで通常5年ほど必要とされる点を考慮すると、実戦配備は2024年以降になる見通しだ。

米国の戦略的目標も自衛隊空母の早期戦力化にこたえている。米軍はインド太平洋戦略に向け両国のハイブリッド軍事運用という大きなビジョンを描いている。何より中国が急速に空母戦団を強化しているためだ。中国は「遼寧」に続き初めての国産空母を今年進水させており、2022年までに3隻の空母を運用する計画だ。中国を牽制するためにはそれだけ自衛隊の空母との合同運用が切実ということだ。



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