献花後に少女像に触れている慰安婦被害者の金福童さん。(写真=中央フォト)
20年間、性暴行によって被害を受けた女性を支援してきた功労が認められて昨年ノーベル平和賞を受賞したムクウェゲ博士は2日、ソウルロッテホテルで韓国外交部の主催による第1回「女性と共にする平和」国際会議の基調演説でこのように述べ、「他の被害者にインスピレーションの源泉を提供した彼女たちの勇気に拍手を送る」と話した。
ムクウェゲ博士は「民主コンゴの指導者が性暴力という災難を否定しているので、過去20年間、被害者の立場を代弁しながら擁護してきた」とし「ほぼ同時期に、地球の反対側で慰安婦被害者が被害者としての存在を認めてもらうべく戦いを始めた」と話した。
続いて「女性たちは烙印を押されるのが怖くて自分が受けた犯罪を隠さなければならなかった。日本軍慰安婦被害者もこのようなケースだった」とし「今日、彼女たちが社会で尊重されて支持を受けているのは、世界中すべての国と共同体のための良い事例」と説明した。
ムクウェゲ博士は「女性の苦痛に対する男性の無関心は、結局、潜在している残酷性を見せるもの」としながら「男性と女性が手を取り合い、連帯しながら『私たちは平等だ』『私たちは互いに補完している』と声をあげなければならない」と述べて基調演説を終えた。
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