防弾少年団
K-POPファンらが訪れたダンス教室は光州出身の防弾少年団メンバーJ-HOPEがデビュー前にダンスを習った場所だ。この日のイベントに参加したニコ・マルティネンコさん(17、ロシア)は「防弾少年団のコンサートを見るために光州を訪問し、意味深い体験までした」とし、「光州で開かれる世界水泳大会も必ず見たい」と話した。
ことし7月に世界水泳選手権大会が開かれる光州に世界中の人々の視線が集まっている。世界水泳大会を記念するステージに立つ防弾少年団を見るためにK-POPファンが大挙して光州にやって来るからだ。防弾少年団は同日午後7時、光州ワールドカップ競技場のステージに立ち75日先に迫る世界水泳選手権大会の開幕を知らせた。
防弾少年団の他にTWICE(トゥワイス)、MOMOLAND(モモランド)など10組が出演したコンサートには韓国内外の観客3万人が集まり、客席とスタンディング席をいっぱい埋めた。そのうち世界中から来た韓流ファン1万人余りは1~3日前から光州に来て公演を待っていた。
水泳大会組織委員会は光州を訪れたK-POPファンたちのために多様な体験行事を用意した。J-HOPEが幼年期に夢を育てた練習室で開かれたダンス体験が代表的だ。この日、ロシアやモンゴル、ドイツのファンらは3カ所のダンス練習室でオーディションを彷彿させるほど真剣にレッスンに臨んだ。
この行事には韓国のオーディション番組「スーパースターK」のロシア版優勝者5人も参加し、目を引いた。彼らはJ-HOPEに直接ダンスを教えた振付師ムン・ボクチュさん(37)からダンスのレッスンを受け、楽しく過ごした。
外国人ファンらは1913松汀(ソンジョン)市場やペンギン村などを見て回り、世界水泳大会開催地にも行ってみた。3泊4日の日程で光州に来たモンゴルのファンらは公演前に光州国立アジア文化殿堂と麗水(ヨス)の観光地を巡った。国内で初めて開催される世界水泳大会は7月12日から28日まで光州と全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)で開かれる。
同日、光州ワールドカップ競技場周辺は大粒の雨が降り注ぐ天気にも関わらず早朝からファンで込み合った。一部のファンはチケットを早く受け取るために前日夕方から徹夜で並んだ。同日午前8時にはチケット・ブースの前に600人余りが並ぶ珍しい風景も見られた。
午後になるとワールドカップ競技場を中心に近隣の道路のあちこちで渋滞し始めた。警察は公演会場周辺に私服刑事や機動隊など700人余りを配置し、万が一の事態に備えた。
公演が開かれたワールドカップ競技場周辺は終日韓流の熱気で熱かった。公演会場を訪れたファンは韓流スター・フォトゾーンでの写真撮影や韓服体験、ビューティー体験のようなオプション行事を楽しんだ。キム・ヒョソンさん(47、女性)は「中学生の娘のために朝早くからチケットを買うために並んだがこれほどまでに人が多く集まるとは思わなかった」とし、「2002年ワールドカップの時にこの競技場でスペインに勝ってベスト4に入った時以来最も熱気が熱いように思う」と話した。
「地球村水泳祭り」と呼ばれる世界水泳大会は世界5大「メガ・スポーツ」の1つだ。ワールドカップサッカーと夏季・冬季五輪、陸上選手権大会と肩を並べる。同大会には200カ国余り、1万5000人余りが参加する予定だ。
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