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韓国、マラリア発生率OECD1位…休戦ライン境界地域に注意

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

マラリアを媒介する蚊(写真=中央フォト)

マラリアにかかりやすい休戦ライン境界地域に住んだり訪問する際は蚊に刺されないように注意しなければならない。24日、韓国疾病管理本部は第12回「世界マラリアの日」(25日)に合わせて予防の心得を公開した。

マラリアは媒介となる蚊が人を刺すことで感染する。初期に発熱と倦怠感が見られ、悪寒、発熱の症状が後に伴う。汗をかいた後、頭痛、嘔吐、下痢などが伴う。マラリアは三日熱、熱帯熱、四日熱、卵型、サルマラリアの5種類がある。

韓国は経済協力開発機構(OECD)国家でマラリア発生率1位だ。人口10万人当たりの発生率が韓国は1人だ。メキシコが0.6人でその他の国家は0人台だ。韓国のマラリア患者は2015年に628人まで増え、2017年は436人に減った。昨年は501人で再び増加した。


国内危険地域は休戦ライン境界地域で仁川(インチョン)と京畿(キョンギ)・江原(カンウォン)北部だ。疾病管理本部によると韓国の土着型マラリアはいずれも三日熱マラリアだ。患者の89%は休戦ライン境界地域で発生する。蚊が活発に活動する5~10月に集中的に発生する。昨年の患者501人は京畿北部地域で330人(66%)が発生した。仁川78人(16%)、江原北部40人(8%)だ。

海外旅行でも注意しなければならない。ナイジェリア、ガーナなどのアフリカ国家やベトナム、フィリピン、ラオスなどの東南アジア国家では熱帯熱マラリアが発生する。昨年の海外感染者は75人だ。アフリカで39人(52%)感染し、4人が亡くなった。アジアでは29人(39%)が罹患した。

海外旅行前に医師と相談の上、予防薬を服用しなければならない。何より危険地域で蚊に刺されないことが重要だ。夜間の外出を控え、袖や丈が長い服を着た方が良い。また、虫よけ(忌避剤)を使うべきだ。

マラリアは迅速な治療が重要なため発熱、悪寒など疑わしい症状が出たら医師に旅行履歴を知らせ、診療を受けなければならない。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理本部長は「蚊に刺された後マラリアの疑いがある症状が発生したら直ちに医療機関を訪問しなければならない」と呼びかけた。



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