海洋崛起の歩みは15年が過ぎて表れた。2006年に太平洋で空母「キティホーク」とともに訓練中だった米軍戦闘機が海で潜望鏡の跡を発見した。独自開発した中国潜水艦が米海軍の警戒網を突破して「キティホーク」に接近したのだった。驚いた米国は海洋観測船で中国の一挙手一投足を監視した。中国は漁船を動員して海洋観測船の進路をふさいだ。観測船は結局、撤収した。2009年に起きた「インペッカブル号事件」だ(サイモン・ウィンチェスター著『太平洋の話』)。
中国は海軍力を増強していった。「カジノに改造する」としてウクライナが建造していた空母を購入し、突然、空母にした。昨日、中国海軍創設70周年記念観艦式に登場した「遼寧」がそれだ。韓国をはじめ10カ国余りの海軍艦艇がこの日の行事に参加したが、米国は船を派遣しなかった。その背景には中国の海洋挑戦に対する米国の不快感がある。
中国は海軍力を増強していった。「カジノに改造する」としてウクライナが建造していた空母を購入し、突然、空母にした。昨日、中国海軍創設70周年記念観艦式に登場した「遼寧」がそれだ。韓国をはじめ10カ国余りの海軍艦艇がこの日の行事に参加したが、米国は船を派遣しなかった。その背景には中国の海洋挑戦に対する米国の不快感がある。
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