だが、韓国政府は昨年10月、済州(チェジュ)国際観艦式の時に旭日旗の掲揚を許さず、結局日本の艦艇は参加しなかった。韓国が過去に縛られている反面、中国はこれを克服する姿を見せたといえよう。このような状況が繰り返される限り、日本が中国ではない韓国と未来を一緒に考えようとするはずがない。それだけでなく、青島観艦式の時、日本や北朝鮮など10カ国余りの参加国の大部分が隊長級を派遣するにもかかわらず、韓国は中将である海軍参謀次長を派遣するという。行事に参加しない米国の顔色を伺っているようだが、これでは中国の心も掴むことはできない。最近、目まぐるしく変化する韓半島(朝鮮半島)周辺の流れの中で、韓国が決して見逃してはいけないことがある。昨年の安倍晋三首相の訪中に象徴される日中間の驚くべき和解速度だ。尖閣諸島(中国名・釣魚島)および歴史をめぐる紛争で、わずか3~4年前でさえ日中間の武力衝突説まで出回っていたのが信じられないほどだ。
新しく感じられるのは日中だけではない。24・25日に日程が確定したロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長間の首脳会談を通じて、両側は壁があった露朝関係を改めて固めることは間違いない。金委員長はロシアが制裁緩和に向かうことを、プーチン大統領は東方政策に対する北朝鮮の協力をそれぞれ注文する公算が大きい。このように北朝鮮はすでに関係を確認した中国に続き、ロシアとの固い絆を通じて中・露・朝の反米三角構図を強化しようとしている。
新しく感じられるのは日中だけではない。24・25日に日程が確定したロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長間の首脳会談を通じて、両側は壁があった露朝関係を改めて固めることは間違いない。金委員長はロシアが制裁緩和に向かうことを、プーチン大統領は東方政策に対する北朝鮮の協力をそれぞれ注文する公算が大きい。このように北朝鮮はすでに関係を確認した中国に続き、ロシアとの固い絆を通じて中・露・朝の反米三角構図を強化しようとしている。
この記事を読んで…