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「韓日関係、ギターとピアノのアンサンブルのように配慮で解決するべき」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--2011年再起舞台も日本サントリーホール公演だった。

「がんの診断を受けて2年間は本当に辛かった。あまり外にも出ていかず、よく眠れなかった。ところが日本公演をサポートしてくれた日本人マネジャーが『もう一度ピアノをやるべきだ』と励ましてくれて、有無を言わさずサントリーホールを借りた。そのため『たとえ死んだとしても、これをやってから死ぬんだ』という気持ちで2カ月間練習して再起した」

--最悪の韓日関係ということで、公演が注目されているようだ。


「11月にするつもりだったが、小倉和夫・元駐韓日本大使(80)など周辺の方々が『どうせなら今はどうだろう』といって勧めてくださった。韓日関係を改善しなければなければならないと誰もが口をそろえるが、実際にやろうという人がいないとおっしゃっていた。『音楽がその役割をしてくれたら』という言葉で、日程を操り上げることになった」

--韓日関係改善のために助言があるとすれば。

「私たち2人は演奏する時、いつも自分の音よりも相手の音を聞く。そうしてこそ優しく絶妙な音色を奏でることができる。ギターは楽器も小さくて音も小さくて繊細だ。逆にピアノは大きい。オーケストラの伴奏曲をピアノ伴奏曲に編曲して、また相手の音に耳を傾けてこそ、不可能だと思った演奏も可能になる。韓日関係にもこのような配慮が必要だ」

--配慮の他に必要なのがあるなら。

「戦争と地震の影響だろうか、日本人たちは警戒心が強い。簡単に心を開かない。10年が過ぎてようやく少し心を開く。正直いうと、今回(駐日)大使が交代したが、2年で変わるのはちょっと違うと思う。誰がなっても、突然良くなったりはしない。待つ必要がある」

--日本国内の期待も熱い。

「NHKはソウルと東京での練習過程まで全て取材している。公演翌日のニュースに生放送出演する。また(韓国に批判的な)産経新聞もインタビューを大きく載せた。私たちも驚いている。在日同胞の友人が多いが、ここでは実に。私たちは政治家ではないが、日本で一生懸命に生きている同胞の友人が望むなら何でもしたい」



「韓日関係、ギターとピアノのアンサンブルのように配慮で解決するべき」(1)


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