北朝鮮の非核化に向け米国と北朝鮮を仲裁してきた韓国政府の位置づけが狭まり韓半島(朝鮮半島)運転者論と米朝仲裁の役割が試験台に上がった。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が12日に開かれた最高人民会議施政演説で韓国に向け「おせっかいな仲裁者」という表現を使ってだ。
朝鮮中央通信が13日に伝えたところによると、金委員長は「南朝鮮(韓国)当局と手を取り合って北南関係を持続的かつ強固な和解・協力関係に転換させ、平和で共同繁栄する新しい民族史を記していくというのは、私の確固不動の決心」としながらも、「(韓国は)外部勢力依存政策に終止符を打ち、全てを北南関係の改善に服従させなければならない」と強調した。その上で「南朝鮮当局は、おせっかいな『仲裁者』『促進者』の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない。口先ではなく実践の行動でその真心を見せる勇断を下さなければならない」と注文した。
韓国の当事者の役割に対する北朝鮮の公開的な要求は先月15日の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の記者会見以降2度目だ。特に昨年3回の南北首脳会談をしながら文在寅(ムン・ジェイン)大統領に感謝のあいさつを伝えた金委員長が「おせっかい」という表現を使って物足りなさを示した点が注目される。
北朝鮮は当事者の役割に対し具体的に言及しなかったが、これはハノイでの米朝首脳会談決裂だけでなく、対北朝鮮制裁によりスピードを出すことができない北朝鮮地域の鉄道・道路近代化と、開城(ケソン)工業団地、金剛山(クムガンサン)観光再開に対する不満が込められているものとみられる。
金委員長は特に米国と追加交渉する意志を明らかにし直取引の可能性も示した。彼は演説で「私とトランプ大統領との個人的関係は両国間の関係のように敵対的ではなく、われわれは相変わらず立派な関係を維持しており、思いつけば何時でも互いに安否を問う手紙もやり取りすることができる」と話した。韓国の仲裁がなくても米国と対話が可能だという話だ。
文大統領は11日にトランプ大統領と首脳会談をしたが、北朝鮮の非核化と米朝対話の必要性という原則的な水準を超えることができなかった。続けて北朝鮮まで反発する姿勢を見せ韓国政府の仲裁の役割に困難が予想される。元韓国政府高位当局者は「仲立ちを失敗すれば頬を3度打たれるということわざがある。南北と米国いずれも最高指導者が出て進めるトップダウン方式を推進しているが、現在まではまかり間違って事態がこじれれば取り返しがつかなくなるトップダウン方式の盲点が現れている」と指摘した。その上で「首脳会談1周年を迎えたイベント性行事に追われて急いで進めればことをしくじりかねない。双方から頬を打たれないためには、北朝鮮が12月まで待ってみるという『期間』を決めたが、水面下での接触や特使派遣などを通じて十分に協議し調整する余裕が必要だ」と付け加えた。
朝鮮中央通信が13日に伝えたところによると、金委員長は「南朝鮮(韓国)当局と手を取り合って北南関係を持続的かつ強固な和解・協力関係に転換させ、平和で共同繁栄する新しい民族史を記していくというのは、私の確固不動の決心」としながらも、「(韓国は)外部勢力依存政策に終止符を打ち、全てを北南関係の改善に服従させなければならない」と強調した。その上で「南朝鮮当局は、おせっかいな『仲裁者』『促進者』の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない。口先ではなく実践の行動でその真心を見せる勇断を下さなければならない」と注文した。
韓国の当事者の役割に対する北朝鮮の公開的な要求は先月15日の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の記者会見以降2度目だ。特に昨年3回の南北首脳会談をしながら文在寅(ムン・ジェイン)大統領に感謝のあいさつを伝えた金委員長が「おせっかい」という表現を使って物足りなさを示した点が注目される。
北朝鮮は当事者の役割に対し具体的に言及しなかったが、これはハノイでの米朝首脳会談決裂だけでなく、対北朝鮮制裁によりスピードを出すことができない北朝鮮地域の鉄道・道路近代化と、開城(ケソン)工業団地、金剛山(クムガンサン)観光再開に対する不満が込められているものとみられる。
金委員長は特に米国と追加交渉する意志を明らかにし直取引の可能性も示した。彼は演説で「私とトランプ大統領との個人的関係は両国間の関係のように敵対的ではなく、われわれは相変わらず立派な関係を維持しており、思いつけば何時でも互いに安否を問う手紙もやり取りすることができる」と話した。韓国の仲裁がなくても米国と対話が可能だという話だ。
文大統領は11日にトランプ大統領と首脳会談をしたが、北朝鮮の非核化と米朝対話の必要性という原則的な水準を超えることができなかった。続けて北朝鮮まで反発する姿勢を見せ韓国政府の仲裁の役割に困難が予想される。元韓国政府高位当局者は「仲立ちを失敗すれば頬を3度打たれるということわざがある。南北と米国いずれも最高指導者が出て進めるトップダウン方式を推進しているが、現在まではまかり間違って事態がこじれれば取り返しがつかなくなるトップダウン方式の盲点が現れている」と指摘した。その上で「首脳会談1周年を迎えたイベント性行事に追われて急いで進めればことをしくじりかねない。双方から頬を打たれないためには、北朝鮮が12月まで待ってみるという『期間』を決めたが、水面下での接触や特使派遣などを通じて十分に協議し調整する余裕が必要だ」と付け加えた。
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