自動運転技術をめぐるグローバル企業の競争が激しい。自動運転技術水準を評価するナビガントリサーチの「自動運転車リーダーボード」の順位は毎年1位が変わるほどだ。
韓国最大自動車メーカーの現代自動車グループは昨年に続き今年もトップ10に名前を上げることができなかった。
ナビガントリサーチが19日に発表した「2019自動運転車リーダーボード」で自動運転技術が最も優れた企業にグーグルの自動運転専門企業ウェイモが選ばれた。ウェイモは昨年GMに続き2位だったが、今年は1位に上がった。
ウェイモは米カリフォルニア州が発表した昨年の自動運転統計でも総走行距離127万1587マイル(204万6420キロメートル)で、カリフォルニア州内で自動運転を試験中の48社のうち圧倒的な1位だった。ウェイモは自動運転モードを解除した件数も113件で低い方だった。
自動運転モード解除件数は自動運転機能がしっかりと作動せず手動で作動したケースを指し、件数が少ないほど自動運転水準が高いことを意味する。自動運転モード解除件数が最も低かったはGMクルーズの86件だったが、走行距離は44万7621マイル(72万376キロメートル)でウェイモの3分の1にとどまった。
自動運転技術はテストドライブの距離が長くなるほど多様な条件のビッグデータを収集しさらに精巧になる。圧倒的な自動運転距離を基にウェイモが1位を占めたのに対し、昨年1位だったGMはウェイモにトップの座を渡した。
3位は昨年より1段階順位を上げたフォードだった。早くから半導体企業のインテルと組んで自動運転技術を開発してきたフォードは2017年の1位から昨年は4位に落ちたが今年は1段階上昇した。昨年3位だったダイムラー・ボッシュ連合は今年7位に順位が落ちた。
米自動車部品メーカーのデルファイから分社した自動運転専門企業のアプティブは昨年の7位から4位に上昇したし、2017年インテルが買収したイスラエルのライダー専門企業モバイルアイが5位に上昇した。フォルクスワーゲングループは昨年の5位から6位に1段階下落した。
今年の自動運転車リーダーボードでは自動運転専門の情報通信技術(ICT)企業の躍進が目立った。アプティブが順位を引き上げ、昨年14位だった中国バイドゥが8位に上昇した。
バイドゥはグローバル自動車メーカーとともに中国で自動運転テストを進行中で、「アポロ」という独自の自動運転プラットフォームを開発中だ。昨年は順位に入らなかった米自動運転専門企業のZOOXとメイモビリティーはそれぞれ13位と14位に入った。
自動車メーカーでは日本のトヨタの躍進が際立った。2017年に13位、昨年に12位だったトヨタは昨年ソフトバンクとモビリティー専門ジョイントベンチャーのモネテクノロジーズを設立するなど未来モビリティー事業に積極的に投資している。
ジャガー・ランドローバー、プジョー・シトロエンなどの自動車メーカーはウェイモなどICT企業と協業して15位圏外に押し出され、BMW・インテル・フィアットクライスラー陣営も昨年の6位から11位に下落した。
2017年に10位だった現代自動車グループは昨年と同じ15位にとどまった。現代自動車グループはレベル2~2.5水準の半自動運転技術を搭載した車両ラインナップを増やし、自動運転試験走行距離を増やすなど対処しているが依然として世界の競合企業に比べ不足しているとの評価を受けている。
ナビガントリサーチの自動運転車リーダーボードが未来の自動運転技術水準を100%反映できていないという意見もある。ナビガントリサーチは戦略部門と実行部門で10項目の評価基準を決めて順位を付けている。市場戦略とパートナーシップ、生産計画と実際の販売、生産能力と持続可能性などだが、実現されていない量産と開発計画やパートナーシップが過度に反映されているという批判もある。
韓国科学技術企画評価院のチャ・ドウォン研究委員は「ナビガントリサーチの自動運転車順位は関連企業間の協業や量産計画などを大きく反映する側面があり、実際の自動車メーカーや自動運転プラットフォーム開発会社の技術水準を正確に評価しにくいのも事実」と話す。チャ研究委員は「だが毎年順位が入れ替わり、ICT企業が躍進するのはそれだけ自動運転技術をめぐる競争が激しいという意味」と話した。
韓国最大自動車メーカーの現代自動車グループは昨年に続き今年もトップ10に名前を上げることができなかった。
ナビガントリサーチが19日に発表した「2019自動運転車リーダーボード」で自動運転技術が最も優れた企業にグーグルの自動運転専門企業ウェイモが選ばれた。ウェイモは昨年GMに続き2位だったが、今年は1位に上がった。
ウェイモは米カリフォルニア州が発表した昨年の自動運転統計でも総走行距離127万1587マイル(204万6420キロメートル)で、カリフォルニア州内で自動運転を試験中の48社のうち圧倒的な1位だった。ウェイモは自動運転モードを解除した件数も113件で低い方だった。
自動運転モード解除件数は自動運転機能がしっかりと作動せず手動で作動したケースを指し、件数が少ないほど自動運転水準が高いことを意味する。自動運転モード解除件数が最も低かったはGMクルーズの86件だったが、走行距離は44万7621マイル(72万376キロメートル)でウェイモの3分の1にとどまった。
自動運転技術はテストドライブの距離が長くなるほど多様な条件のビッグデータを収集しさらに精巧になる。圧倒的な自動運転距離を基にウェイモが1位を占めたのに対し、昨年1位だったGMはウェイモにトップの座を渡した。
3位は昨年より1段階順位を上げたフォードだった。早くから半導体企業のインテルと組んで自動運転技術を開発してきたフォードは2017年の1位から昨年は4位に落ちたが今年は1段階上昇した。昨年3位だったダイムラー・ボッシュ連合は今年7位に順位が落ちた。
米自動車部品メーカーのデルファイから分社した自動運転専門企業のアプティブは昨年の7位から4位に上昇したし、2017年インテルが買収したイスラエルのライダー専門企業モバイルアイが5位に上昇した。フォルクスワーゲングループは昨年の5位から6位に1段階下落した。
今年の自動運転車リーダーボードでは自動運転専門の情報通信技術(ICT)企業の躍進が目立った。アプティブが順位を引き上げ、昨年14位だった中国バイドゥが8位に上昇した。
バイドゥはグローバル自動車メーカーとともに中国で自動運転テストを進行中で、「アポロ」という独自の自動運転プラットフォームを開発中だ。昨年は順位に入らなかった米自動運転専門企業のZOOXとメイモビリティーはそれぞれ13位と14位に入った。
自動車メーカーでは日本のトヨタの躍進が際立った。2017年に13位、昨年に12位だったトヨタは昨年ソフトバンクとモビリティー専門ジョイントベンチャーのモネテクノロジーズを設立するなど未来モビリティー事業に積極的に投資している。
ジャガー・ランドローバー、プジョー・シトロエンなどの自動車メーカーはウェイモなどICT企業と協業して15位圏外に押し出され、BMW・インテル・フィアットクライスラー陣営も昨年の6位から11位に下落した。
2017年に10位だった現代自動車グループは昨年と同じ15位にとどまった。現代自動車グループはレベル2~2.5水準の半自動運転技術を搭載した車両ラインナップを増やし、自動運転試験走行距離を増やすなど対処しているが依然として世界の競合企業に比べ不足しているとの評価を受けている。
ナビガントリサーチの自動運転車リーダーボードが未来の自動運転技術水準を100%反映できていないという意見もある。ナビガントリサーチは戦略部門と実行部門で10項目の評価基準を決めて順位を付けている。市場戦略とパートナーシップ、生産計画と実際の販売、生産能力と持続可能性などだが、実現されていない量産と開発計画やパートナーシップが過度に反映されているという批判もある。
韓国科学技術企画評価院のチャ・ドウォン研究委員は「ナビガントリサーチの自動運転車順位は関連企業間の協業や量産計画などを大きく反映する側面があり、実際の自動車メーカーや自動運転プラットフォーム開発会社の技術水準を正確に評価しにくいのも事実」と話す。チャ研究委員は「だが毎年順位が入れ替わり、ICT企業が躍進するのはそれだけ自動運転技術をめぐる競争が激しいという意味」と話した。
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