◆「マンション分譲申込」イ・シオンさんは銅雀区（トンジャクク）、「７０８０ＩＵ」イ・ウニさんは瑞草区（ソチョグ）

芸能人広報大使はソウルの区庁でも目にすることができる。一部の区議会は広報大使の資格・任務などを規定した条例を制定している。これらの条例に基づき、区庁は該当の区に居住したり区の位置づけを高めたりするのに適した人物を広報大使として委嘱している。活動期間は通常２年で、再任も可能だ。主に区で開かれる行事に参加したり広報物モデルとして活動したりする。行事出演料以外に特別な活動費は支給しないといわれている。

バラエティ番組『シングル男のハッピーライフ』に出演中の俳優イ・シオンさんは先月、ソウル南部の銅雀区の広報大使に委嘱された。イさんは銅雀区に住んで８年になる。銅雀区のあるワンルームに住んでいたが、マンション分譲の抽選に当選して区内のあるマンションに引越しする様子を最近番組で公開することもした。区のソン・ヒスク言論チーム長は「イ・シオンさんは放送番組で同住民センターのプログラムを紹介するなど区について広く知らせ、広報大使になってからは区の慈善行事などに参加するなど広報大使の役割に最善を尽くしている」と話した。


地域住民である芸能人が広報大使になった事例は麻浦区（マポグ）にもある。歌手でお笑いタレントのカルトゥ（Ｃｕｌｔｗｏ）やハハ（ＨＡＨＡ）さんら５人が広報大使として活動している。瑞草区には同区に長く住んでいる芸能人会の瑞草カルチャークラブ（ＳＣＣ）がある。歌手ユン・ヒョンジュさん、ヘ・ウニさん、ナムグン・オクブンさんらがメンバーのこの集まりは区の広報大使として活動しながらチャリティーコンサートを開いて経済的な支援が必要な家庭などを助けている。

◆「羊肉には青島ビール」のチョン・サンフンさんは永登浦区（ヨンドンポク）のイメージＵＰ

俳優チョン・サンフンさんは永登浦区の住民ではないが、先月広報大使になった。多くの中国僑胞が居住している永登浦区大林洞（テリムドン）のイメージを向上したという理由からだ。まずチョンさんはある芸能番組を通じて中国語「羊肉には青島（ビール）」を流行させた。永登浦区はチョンさんの流行語で中国僑胞に対するイメージが良くなったと評価した。チョンさんは大林洞を背景にしたコメディドラマにも出演した。区の広報電算課のチョン・ミョンホ主務官は「映画『ミッドナイト・ランナー』などを通して暗いイメージだった大林洞がチョン・サンフンさんによって活気に満ちた明るいイメージに改善されたようで広報大使に委嘱した」と明らかにした。

東方神起のメンバーのマックス・チャンミンさんは今回のソル（旧正月）連休を控えて東大門区（トンデムング）に米を寄付した。「区内の支援が必要な隣人のために使ってほしい」としながらだ。チャンミンさんはファンが送った米の花輪（１０００キロ、２６７万ウォン分）を集めて区に送った。チャンミンさんは東大門区の広報大使ではない。区のキム・グァンフン言論チーム長は「チャンミンさんは広報大使ではないが、彼のファンの多くが東大門区に住んでいるので東大門区を選んだものと承知している」と話した。東大門区の広報大使は区に居住しているオーディション番組出身の歌手ノ・ジフンさんだ。ノさんは先月委嘱されたが、その前任広報大使は「義理」という流行語を生んだ俳優キム・ボソンさんだった。



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