最近米国の政治専門紙「ザ・ヒル(The Hill)」に掲載された挑発的な記事の見出しだ。理由はもっともらしい。北朝鮮の核・ミサイル追加実験さえなければ遠からず金正恩朝鮮労働党委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領はもちろんのこと、トランプ米大統領、習近平中国国家主席にプーチン露大統領と相次いで会うことになるという話だ。実際に南北、朝米首脳会談は時期が問題であるだけで既定事実化された。習近平主席は先月「来年北朝鮮を訪問する」と明らかにしたし、金正恩委員長のロシア訪問も近く行われる見通しだ。それだけではない。安倍晋三首相は「金正恩委員長に会って日本人拉致問題を解決する」と言い、何度もラブコールを送った。金正恩委員長はうまくいけば4強指導者全員に相次いで会えるわけだ。ベールに包まれていた独裁国家の若い指導者がこのような大物らと相次いで対面したらどうだろうか。世界メディアの派手なスポットライトが当てられることは間違いない。
それに比べて文在寅大統領の来年の展望は暗鬱なことこの上ない。年末まで文在寅大統領が追求した目標は大きく3つだった。終戦宣言、対朝制裁の緩和、そして金正恩委員長の答礼訪問だ。それを土台に進んでいくべきだが、実現したものがない。
それに比べて文在寅大統領の来年の展望は暗鬱なことこの上ない。年末まで文在寅大統領が追求した目標は大きく3つだった。終戦宣言、対朝制裁の緩和、そして金正恩委員長の答礼訪問だ。それを土台に進んでいくべきだが、実現したものがない。
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