15日午前に韓国と日本の漁船の衝突事故が発生したのは、東海(トンヘ、日本名・日本海)の独島(ドクト、日本名・竹島)北東側にある韓日中間水域だった。韓日両国が共同で管理する公海という性格の水域だ。その中でも「大和堆」と呼ばれる漁場で事故が発生した。
事故が発生した両国の漁船は大和堆で操業中だった。東海海洋警察署によると、この日午前9時38分ごろ、独島の北東側339キロの海上で48トン級漁船のムンチャン号(統営船籍)と日本国籍164トン級の正徳丸(乗組員8人)が衝突した。この事故でムンチャン号の機関室が浸水した。乗組員13人は近くの韓国漁船2隻に40分後に救助された。
この日の事故も韓日両国の激しい操業競争のために発生したのではという指摘が出ている。江原道(カンウォンド)の面積とほぼ同じ106平方キロメートルの水域で、漁獲高が年間最大2万5000トンにのぼる大和堆が韓日漁船の「黄金漁場」だからだ。このため北朝鮮や中国の漁船までが大和堆に集まって外交摩擦を起こしたりもする。大和堆の「堆」は他のところに比べて水深が浅い地形を意味する。大和堆も東海岸の平均水深1400メートルよりはるかに浅い300-400メートルほどの深さだ。日本に近い側を「大和堆」、反対側は「北大和堆」と呼ぶ。
大和堆は日本の排他的経済水域に含まれるが、北大和堆は韓日両国の中間水域の公海に該当し、両国漁船ともに操業できる。堆は良い漁場となる。浅い海に堆積物が積もり、栄養塩類が豊富で多くのプランクトンが生息するからだ。特に大和堆は黒潮(暖流)とリマン海流(寒流)がぶつかるところにあり、水産資源が豊富だ。イカのほか、サンマ・ブリ・サケ・マス・イシダイ・タコなどが漁獲される。
大和堆には韓国と日本のほか、北朝鮮や中国の漁船までが集まり、一触即発の状況が発生することもある。「シンプン号対峙事件」と「テスン号拿捕事件」が代表的な例だ。
シンプン号対峙事件は2005年5月31日、502シンプン号が大和堆を越えて日本の排他的経済水域(EEZ)内3マイルまで進入して発生した。日本巡視船の隊員がシンプン号を拿捕しようと乗り込み、船員1人を負傷させたことで発生した。シンプン号の船長の通報を受けて出動した韓国海洋警察の警備艇がシンプン号の左側から係留すると、日本巡視船はシンプン号の右側から係留し、そのまま33間を対峙した。
北朝鮮によるテスン号拿捕事件は2010年8月8日、55テスン号が大和堆近隣で操業していたところ北朝鮮に拿捕された事件だ。当時、大和堆の水温が例年より2度ほど低くてイカの魚群が形成されず、北朝鮮のEEZに入ったのが禍根だった。
一方、韓国海洋警察は日本漁船と衝突したムンチャン号を釜山市機張郡(キジャングン)のデビョン港に曳航した。ムンチャン号は左舷の機関室中央部が横1.5メートル、縦2メートルほど破損しているのが確認された。海洋警察は15日、ムンチャン号のキム船長(52)と船員を相手に事故の経緯に対する調査をした。
東海海洋警察の関係者は「ムンチャン号に対する追加の調査をし、日本漁船に対する調査結果の交換などでを終えて最終的な結果が出るまでは時間がかかるとみている」と伝えた。
事故が発生した両国の漁船は大和堆で操業中だった。東海海洋警察署によると、この日午前9時38分ごろ、独島の北東側339キロの海上で48トン級漁船のムンチャン号(統営船籍)と日本国籍164トン級の正徳丸(乗組員8人)が衝突した。この事故でムンチャン号の機関室が浸水した。乗組員13人は近くの韓国漁船2隻に40分後に救助された。
この日の事故も韓日両国の激しい操業競争のために発生したのではという指摘が出ている。江原道(カンウォンド)の面積とほぼ同じ106平方キロメートルの水域で、漁獲高が年間最大2万5000トンにのぼる大和堆が韓日漁船の「黄金漁場」だからだ。このため北朝鮮や中国の漁船までが大和堆に集まって外交摩擦を起こしたりもする。大和堆の「堆」は他のところに比べて水深が浅い地形を意味する。大和堆も東海岸の平均水深1400メートルよりはるかに浅い300-400メートルほどの深さだ。日本に近い側を「大和堆」、反対側は「北大和堆」と呼ぶ。
大和堆は日本の排他的経済水域に含まれるが、北大和堆は韓日両国の中間水域の公海に該当し、両国漁船ともに操業できる。堆は良い漁場となる。浅い海に堆積物が積もり、栄養塩類が豊富で多くのプランクトンが生息するからだ。特に大和堆は黒潮(暖流)とリマン海流(寒流)がぶつかるところにあり、水産資源が豊富だ。イカのほか、サンマ・ブリ・サケ・マス・イシダイ・タコなどが漁獲される。
大和堆には韓国と日本のほか、北朝鮮や中国の漁船までが集まり、一触即発の状況が発生することもある。「シンプン号対峙事件」と「テスン号拿捕事件」が代表的な例だ。
シンプン号対峙事件は2005年5月31日、502シンプン号が大和堆を越えて日本の排他的経済水域(EEZ)内3マイルまで進入して発生した。日本巡視船の隊員がシンプン号を拿捕しようと乗り込み、船員1人を負傷させたことで発生した。シンプン号の船長の通報を受けて出動した韓国海洋警察の警備艇がシンプン号の左側から係留すると、日本巡視船はシンプン号の右側から係留し、そのまま33間を対峙した。
北朝鮮によるテスン号拿捕事件は2010年8月8日、55テスン号が大和堆近隣で操業していたところ北朝鮮に拿捕された事件だ。当時、大和堆の水温が例年より2度ほど低くてイカの魚群が形成されず、北朝鮮のEEZに入ったのが禍根だった。
一方、韓国海洋警察は日本漁船と衝突したムンチャン号を釜山市機張郡(キジャングン)のデビョン港に曳航した。ムンチャン号は左舷の機関室中央部が横1.5メートル、縦2メートルほど破損しているのが確認された。海洋警察は15日、ムンチャン号のキム船長(52)と船員を相手に事故の経緯に対する調査をした。
東海海洋警察の関係者は「ムンチャン号に対する追加の調査をし、日本漁船に対する調査結果の交換などでを終えて最終的な結果が出るまでは時間がかかるとみている」と伝えた。
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