韓国大法院は30日、日帝強制徴用被害者4人(うち3人死亡)が新日鉄住金を相手取って起こした損害賠償請求訴訟再上告審で、被害者に各1億ウォンを賠償するよう命じる原審判決を確定した。日本裁判所が認めなかった賠償請求権を韓国大法院は認めた。開始から13年8カ月で勝訴にこぎつけたイ・チュンシクさん(94)は宣告直後「とてもうれしいが3人が先立ってしまい悲しい。仲間なく一人で心が痛く、空しい」と複雑な心境を明らかにした。
韓国政府は判決直後、李洛淵(イ・ナギョン)首相の主宰で関係長官会議を開いた後、李首相名義で「政府は司法府の判決を尊重し、判決関連事項に対する綿密な検討に基づき、首相が関係部署および民間専門家と共に諸般の要素を総合的に考慮して政府の対応方案を用意していく」という立場を出した。「政府は韓日両国関係を未来志向的に発展させることを希望する」とも伝えた。
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