高麗航空の来年の運航計画が記されている小冊子(写真=読者提供)
中央日報が25日、入手した「高麗航空時刻表」によると、高麗航空は平壌(ピョンヤン、本社)をはじめとして中国(北京、瀋陽、上海)やロシア(モスクワ、ウラジオストク)、ドイツ(ベルリン)、クウェートなど10カ所で支社を運営している。また、高麗航空は平壌を含めて全世界11カ所で航空券を販売する代理店もある。
特に、小冊子は米ジョージア州アトランタに住所(郵便私書箱)を置くグローカル旅行会社(GLOCAL ENCOUNTERS LLC)を航空券販売代理店の一つだと紹介した。この旅行会社のウェブサイト(Korea peace tours)はQ&Aの形式で北朝鮮旅行について紹介し「(北朝鮮旅行は)絶対的に安全だ」「北朝鮮は犯罪率が低い」と伝えている。ウェブサイトによると、旅行会社は北朝鮮旅行に出る観光客を募集するのが主な業務だ。
中央日報が小冊子に記されている電話番号でこの旅行会社に電話をかけると韓国語を使うある女性が「航空券を販売している」として「航空券の買い方は電子メールを送ってくれれば伝える」と答えた。この女性は「米国から北朝鮮に直接行く方法(直航)はまだない。北京や瀋陽のうち1カ所を通じて行くことになる」と話した。
「高麗航空時刻表」は20ページ分量で、「旅客へお知らせ」(搭乗注意事項)、高麗航空事務所(支社)、高麗航空販売代理(航空券販売代理店)、航路別時間、高麗航空の飛行機座席案内(運航機種)などが含まれている。
米国は北朝鮮による4回目の核実験(2016年1月6日)の約1カ月後、北朝鮮への制裁強化を通じて北朝鮮の運送・鉱業・エネルギー・金融サービス産業関連取り引きに対して制裁を実施した。その年12月には独自制裁を通じて高麗航空など16団体と高麗航空所属16機の航空機を制裁対象に指定した。米国内高麗航空の資産が発見される場合、これを凍結し、高麗航空と米国人間の取り引きを禁止する措置だ。
特に、米国務省は米国人大学生、オットー・ワームビア氏の死亡直後である2017年9月から安全を理由に米国人の北朝鮮旅行を禁止している。このような状況で高麗航空が米国本土で北朝鮮旅行客を募集しながら航空券を売っているのであれば、米国内で北朝鮮への制裁に穴が開いたかもしれない。
国家安保戦略研究院のイム・スホ責任研究委員は「航空券販売代理店の運営自体が制裁違反なのかをもう少し綿密に検討する必要がある」としつつも「代理店が高麗航空の資産や高麗航空と金融取り引きをするなら明らかな制裁の対象」と話した。
小冊子によると、北朝鮮はその間定期運航をしながらもホームページなどでは運航の事実を公開しなかった平壌~中国上海路線も28日から水・日曜日に週2回運航すると公式に知らせた。
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