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日本メディア「日朝情報関係者、今月初めにモンゴルで接触」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今月初めにモンゴル・ウランバートルで日本情報機関の高位官僚と北朝鮮労働党統一戦線部の幹部が秘密裏に接触していたことが分かった。特に、北朝鮮側がこれまで否定していた日本人拉致者の存在を追加で認めたことが分かり、日朝関係も進展するのではないかとの見方が出ている。

18日、日本メディアの共同通信は、日本警察庁出身の北村滋内閣情報官が今月6~8日ごろにモンゴルを訪問して、首都ウランバートルで北朝鮮統一戦線部の幹部を含めた複数の関係者と会談したと、複数の日朝関係消息筋を引用して伝えた。

日本政府高位官僚は、共同通信取材に対して「拉致問題の解決の在り方を、日朝間で話し合ったと聞いている」と語った。


同メディアは、北朝鮮から日本人拉致問題進展の確約を取り付けたうえで、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長との首脳会談にこぎ着けたい安倍首相の意向を伝えたと報じた。しかし、これに対する北朝鮮側の反応のほか、北側からは誰が接触に参加したかなどは確認されなかった。

特に、今回の接触で、北側は1978年に日本で行方不明になった田中実さん(当時28歳)が北朝鮮にいると認めたとされている。

田中さんは日本政府が主張している拉致被害者17人のうち1人で、これまで北朝鮮は公式に田中さんが北朝鮮にいるということを認めてこなかった。その北朝鮮が突然、田中さんの存在を認めたとすると、これが日朝関係改善の突破口になるかもしれないとの見方が出ている。

また、日本側は拉致問題解決のために平壌(ピョンヤン)に連絡事務所を設置したいという意向も伝えたが、これに対する北朝鮮側の反応は伝えられなかった。

菅義偉官房長官はこの日の定例記者会見で、報道の事実関係に関する質問に「そうした事実はない」と否定した。

日朝間の秘密接触が報じられたのは、今年7月中旬の北村情報官と金聖恵(キム・ソンヘ)北朝鮮労働党統一戦線部統一戦線策略室長のベトナム接触以来となる。日本外務省ルートを通じた日朝首脳会談の環境づくりが難航し、情報当局を通じた水面下接触で交渉に活路を見出そうとする安倍首相の意向が反映されたものとみられる。



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