韓国造船企業の今年7-9月期の受注シェアが過去最高の53%となった。造船業況の改善につながるという見方が出ている。
英造船・海運分析機関クラークソンリサーチによると、韓国造船企業の9月の新規受注量は163万2000CGT(船舶建造難易度を考慮して標準貨物船に換算したトン数)だった。今月の世界の新規受注量は252万2000CGTであり、シェアは64.7%にのぼる。同月の中国の受注は35万5000CGT(14.1%)にすぎなかった。2006年5月以降の月間の最低水準だ。
7-9月期の韓国造船企業の新規受注量は341万1000CGTだった。世界市場シェアは52.7%で過去最高。2位の中国(20.3%)との差は約32ポイントにのぼった。日本は68万1000CGT(10.5%)の受注にとどまった。今年1-9月の新規受注量は韓国が950万3000CGT(45.0%)、中国が651万1000CGT(30.8%)、日本が243万4000CGT(11.5%)だ。
業界では韓国造船企業のシェアが拡大している点に注目している。CIMB証券のファン・ギョンジェ研究員は「韓国の1-9月の受注シェアは前年同期比で20%以上も増えた」とし「シェアの拡大は価格競争力の上昇につながり、韓国造船企業の収益性改善にプラスになるだろう」と述べた。
液化天然ガス(LNG)運搬船の受注に対する期待も大きい。今月初めグローバル石油メジャーのロイヤルダッチシェルは北米地域に埋蔵されたガスをアジアに運送するターミナル開発事業「LNGカナダ」プロジェクトに投資すると発表した。投資規模は400億カナダドル(約3兆4000億円)にのぼる。
ファン研究員は「このプロジェクトで2020年までに年50隻規模(100億ドル)のLNG船需要が発生する見込み」とし「韓国造船企業が現在のようにLNG船の競争力を確保すれば2020年までにシェアは55%水準を維持するだろう」と予想した。
韓国造船企業はライバル国より優れた技術力を前面に出し、今年の世界LNG船受注を事実上独占している。今1-9月に韓国造船企業はLNG船38隻を受注した。すべて17万立方メートル級の大型LNG船だ。残りの5隻は8万立方メートル級とLNGバンカリング(海上給油)船で中国と日本の造船企業が受注した。
英造船・海運分析機関クラークソンリサーチによると、韓国造船企業の9月の新規受注量は163万2000CGT(船舶建造難易度を考慮して標準貨物船に換算したトン数)だった。今月の世界の新規受注量は252万2000CGTであり、シェアは64.7%にのぼる。同月の中国の受注は35万5000CGT(14.1%)にすぎなかった。2006年5月以降の月間の最低水準だ。
7-9月期の韓国造船企業の新規受注量は341万1000CGTだった。世界市場シェアは52.7%で過去最高。2位の中国(20.3%)との差は約32ポイントにのぼった。日本は68万1000CGT(10.5%)の受注にとどまった。今年1-9月の新規受注量は韓国が950万3000CGT(45.0%)、中国が651万1000CGT(30.8%)、日本が243万4000CGT(11.5%)だ。
業界では韓国造船企業のシェアが拡大している点に注目している。CIMB証券のファン・ギョンジェ研究員は「韓国の1-9月の受注シェアは前年同期比で20%以上も増えた」とし「シェアの拡大は価格競争力の上昇につながり、韓国造船企業の収益性改善にプラスになるだろう」と述べた。
液化天然ガス(LNG)運搬船の受注に対する期待も大きい。今月初めグローバル石油メジャーのロイヤルダッチシェルは北米地域に埋蔵されたガスをアジアに運送するターミナル開発事業「LNGカナダ」プロジェクトに投資すると発表した。投資規模は400億カナダドル(約3兆4000億円)にのぼる。
ファン研究員は「このプロジェクトで2020年までに年50隻規模(100億ドル)のLNG船需要が発生する見込み」とし「韓国造船企業が現在のようにLNG船の競争力を確保すれば2020年までにシェアは55%水準を維持するだろう」と予想した。
韓国造船企業はライバル国より優れた技術力を前面に出し、今年の世界LNG船受注を事実上独占している。今1-9月に韓国造船企業はLNG船38隻を受注した。すべて17万立方メートル級の大型LNG船だ。残りの5隻は8万立方メートル級とLNGバンカリング(海上給油)船で中国と日本の造船企業が受注した。
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