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2018ノーベル賞予測結果を発表…韓国UNIST、ノーベル賞受賞予想者を確保

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

UNISTのロドニー・ルオフ特訓教授がUNISTキャンパスに位置したIBS多次元炭素材料研究団で炭素物質の原子模型を見せている。ルオフ教授は20年以上炭素素材を研究してきた世界的大学者で、2011年トムソン社が選定した世界100大材料科学者16位に選ばれた。(写真=UNIST)

10月ノーベル賞の季節を控えて2018年ノーベル賞の「予測リスト」が発表された。全世界で計17人。韓国では蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)自然科学部のロドニー・ルオフ(Rodney Ruoff)特訓教授が唯一、ノーベル賞受賞予測リストに入った。

このリストは国際学術情報サービス会社クラリベイト・アナリティクスが研究論文の被引用数基準、全世界上位0.01%に入った優秀研究者を対象に選び出した結果だ。2002年からクラリベイトが指定したノーベル賞受賞予測学者304人の中で計46人がノーベル賞を受賞し、特に27人は名指されて2年以内にノーベル賞を受賞した。適中率が15.1%に達する。

その間、クラリベイトが挙げたノーベル賞候補のうち韓国人は成均館(ソンギュングァン)大学化学工学部のパク・ナムギュ教授とKAIST自然科学大学化学科のユ・リョン特訓教授がそれぞれ2017年と2014年に含まれたことがある。二人は今年も累積論文被引用数では上位0.01%に含まれるというのが会社側の説明だ。


一方、UNISTは2009年開校してわずか9年でノーベル賞の有力候補者を研究人材として確保する「幸運」を手にした。2012年ルオフ教授をUNIST教授兼基礎科学研究員(IBS)研究団長として招へいするために、チョン・ムヨン当時UNIST副学長が米国とシンガポールを行き来しながら三顧の礼をしたことが分かった。

ルオフ教授は20年以上にわたり炭素素材を研究してきた世界的大学者だ。彼が今回、被引用優秀研究者に選ばれたのは炭素素材を土台にした「スーパーキャパシタ(Super capacitor)」の研究が主に奏功した。

スーパーキャパシタとは高性能電気保存装置、あるいは大容量蓄電池などと呼ばれるエネルギー保存装置で、電気車の補完用バッテリーなどで有効に使われる。瞬間的に高出力を出すことができるという長所のため、電気車が始動をしたり、急加速をしたりすることができるように助ける役割を果たす。

2008年、この研究を始めたルオフ教授はスーパーキャパシタ電極の素材として銅より100倍以上電気がよく通じることから「夢のナノ物質」と呼ばれるグラフェンが使われることができるとのことを立証した。当時、世界的な学術誌「ナノレターズ」に掲載された該当論文はそれ以降合計6431回も引用され、2011年サイエンス誌に発表した論文も3864回引用されるなど、関連分野の研究者に大きく役に立ったという評価を得ている。

2011年、世界100大材料科学者のうち16位となったルオフ教授は現在、IBS多次元炭素材料研究団長も兼任している。ルオフ教授は「このように優秀研究者として選ばれることになり光栄だ」として「過去4年間、籍を置いているUNISTと共に成長することになり、さらにうれしく思う」と感想を明らかにした。

一方、今年の被引用優秀研究者に選ばれた17人の中で11人は北米地域の教育機関で活動中であり、残りの6人は英国・フランス・ドイツなど欧州と日本出身の研究者と伝えられた。



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