自転車の利用が増えながら平壌には自転車専用道路ができた。またレンタルや保管をしてくれる施設まで出てきた。北朝鮮のウェブサイト「朝鮮の今日」は先月31日「平壌市人民委員会が自転車の賃貸・保管所を示範的に設けるための事業を進めている」と報道した。これによれば平壌市は自転車の賃貸・保管所をバス停留所に近くて人々の往来が多い所に設ける予定だ。このメディアは「平壌の交通問題を解決するために」として自転車の賃貸・保管所の設置理由を説明した。大衆交通が劣悪な平壌では通勤戦争が広がっているという。平壌の普通江(ポトンガン)鉄製日用品工場に通っていた脱北者のイ・グァンチョル氏は「通勤時間にバス・地下鉄に乗れば地獄のようだった。足の踏み場の余裕もない」と話した。
北朝鮮の住民たちは自転車を利用して通勤して遠くにある市場に農作物を載せて行って売っては物を買ってくる。自転車が北朝鮮に大衆化したのは1990年代中盤に咸鏡北道清津(ハムギョンブクド・チョンジン)・江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)などに日本製の中古製品が入ってきてからだ。当時、日本を行き来していた北朝鮮貿易業者らがこれを安値で購入して北朝鮮市場に持ち込んで売っていた。価格は北朝鮮住民の1カ月の生活費に匹敵するほどだった。
「バス・地下鉄に乗れば地獄」…平壌に再び自転車行列(2)
北朝鮮の住民たちは自転車を利用して通勤して遠くにある市場に農作物を載せて行って売っては物を買ってくる。自転車が北朝鮮に大衆化したのは1990年代中盤に咸鏡北道清津(ハムギョンブクド・チョンジン)・江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)などに日本製の中古製品が入ってきてからだ。当時、日本を行き来していた北朝鮮貿易業者らがこれを安値で購入して北朝鮮市場に持ち込んで売っていた。価格は北朝鮮住民の1カ月の生活費に匹敵するほどだった。
「バス・地下鉄に乗れば地獄」…平壌に再び自転車行列(2)
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