「文在寅(ムン・ジェイン)政府が“2年目のジンクス”をひどく病んでる」
度重なる「好材料の後の悪材料」に苦しんでいる文在寅(ムン・ジェイン)政府の最近状況を、リサーチアンドリサーチのペ・ジョンチャン本部長は「sophomore jinx(2年目のジンクス)」と診断した。sophomore jinxとは、2年目の選手が前年に比べて競技力が急激に落ちる場合を示す言葉だ。
この言葉通り、文在寅政府は2年目の今年に入り、重要局面を迎えるたびに相次ぐ悪材料に苦しめられている。
韓国統計庁が12日に発表した雇用成績表は「雇用政府」というキャッチフレーズが色あせるほどだった。先月、「雇用ショック」論争の中で統計庁長まで交替した青瓦台(チョンワデ、大統領府)はさらに悪い統計指標と向き合うことになった。青年と40代の失業率は、通貨危機後、最悪を記録した。
与党「共に民主党」は公開的には「雇用の質は向上した」〔李在汀(イ・ジェジョン)報道官〕、「政策効果を得るにはもう少し待ってみるべき」〔李海チャン(イ・ヘチャン)代表〕という論評を出したが、内部の雰囲気は良くない。党周辺では「平壌(ピョンヤン)首脳会談という好材料を控えて冷水を浴びせた」という声も出ている。
民主党の最近の状況は「何かをしようとすると悪材料が足を引っ張る」局面だ。震源地が与党内部である場合が多い。
「民心の火薬庫」と呼ばれる不動産対策の場合、政府発表前に民主党議員が首都圏宅地開発計画を公開する「事故」を起こし、政府・与党は大騒ぎになっている。党指導部は「私的利益のためではなかった」と釈明するものの、資料流出の責任を問うため当事者の申昌賢(シン・チャンヒョン)議員を国土交通委員会から排除した。李海チャン代表が「土地の公概念」など自身の不動産パラダイムを積極的に提示していた時点だったため、党内でも痛恨の失策だと評価されている。
自由韓国党は申議員を機密流出などの容疑で検察に告発する方針だ。これに関連して国政調査も推進中だ。
平壌首脳会談の推進過程でも与野党間で摩擦が起きている。任鍾皙(イム・ジョンソク)秘書室長が10日の公開記者会見を通じて国会議長団や与野党代表らを平壌会談に招待する過程だった。
野党の自由韓国党と正しい未来党ではすでに参加しない意向を明らかにしていたのに青瓦台が強行したとし、「(頭数を揃えるための)コマ扱いか」〔金聖泰(キム・ソンテ)〕、「不快だ」〔孫鶴圭(ソン・ハッキュ)〕などと反発した。結局、与党代表ら一部だけが平壌に行くことでまとまり、与野党間の溝だけが深まった格好となった。
◆悪材料にざわつく民主党、「内部のほうが問題」
文在寅政府の経済政策を広報する過程でも非難が多い。代表的な人物が張夏成(チャン・ハソン)政策室長だ。
張室長は今月3日、JTBCの時事番組『ニュースルーム』に出演し、「昨年16.4%(最低賃金が)上がったことは私が考えていた率より高かった」とし「正直、自分でも驚いた」と述べた。これについて「最低賃金を歴代でも最大幅に上げておきながら自分とは関係ないことのように語るのは話になるか」(チェ・スンジェ小商工人連合会長)という指摘とともに「遺体離脱話法」という批判が出た。
続いて5日には、あるラジオに出演して最近のソウル不動産の急騰に関連して「すべての国民が江南(カンナム)に行って住もうしているわけではない。そうすべき理由もなく、そこに生活の基盤があるわけでもない」とし「私もそこに住んでいるので申し上げている」と述べて論争が起こした。張室長は江南3区と呼ばれる松坡区(ソンパグ)のマンションに住んでいる。
その後、政界では「張室長の発言は『すべての人々が金持ちである必要ない。私が金持ちだというお言葉』と同じ意味」としながら「張室長は文大統領の支持率を下げている一番の“貢献者”」〔河泰慶(ハ・テギョン)正しい未来党最高委員〕という指摘を受けている。
民主党のある議員は「青瓦台参謀がさまざまな政策を推進しながら疲労が溜まっているようだ。業務プロセス全般を一度点検する必要がありそうだ」と話した。匿名を求めた民主党のある関係者は「本当に運動選手のように政府も2年目ジンクスがあるのか」としながら「たびたび内部で問題が起きる」と吐露した。
度重なる「好材料の後の悪材料」に苦しんでいる文在寅(ムン・ジェイン)政府の最近状況を、リサーチアンドリサーチのペ・ジョンチャン本部長は「sophomore jinx(2年目のジンクス)」と診断した。sophomore jinxとは、2年目の選手が前年に比べて競技力が急激に落ちる場合を示す言葉だ。
この言葉通り、文在寅政府は2年目の今年に入り、重要局面を迎えるたびに相次ぐ悪材料に苦しめられている。
韓国統計庁が12日に発表した雇用成績表は「雇用政府」というキャッチフレーズが色あせるほどだった。先月、「雇用ショック」論争の中で統計庁長まで交替した青瓦台(チョンワデ、大統領府)はさらに悪い統計指標と向き合うことになった。青年と40代の失業率は、通貨危機後、最悪を記録した。
与党「共に民主党」は公開的には「雇用の質は向上した」〔李在汀(イ・ジェジョン)報道官〕、「政策効果を得るにはもう少し待ってみるべき」〔李海チャン(イ・ヘチャン)代表〕という論評を出したが、内部の雰囲気は良くない。党周辺では「平壌(ピョンヤン)首脳会談という好材料を控えて冷水を浴びせた」という声も出ている。
民主党の最近の状況は「何かをしようとすると悪材料が足を引っ張る」局面だ。震源地が与党内部である場合が多い。
「民心の火薬庫」と呼ばれる不動産対策の場合、政府発表前に民主党議員が首都圏宅地開発計画を公開する「事故」を起こし、政府・与党は大騒ぎになっている。党指導部は「私的利益のためではなかった」と釈明するものの、資料流出の責任を問うため当事者の申昌賢(シン・チャンヒョン)議員を国土交通委員会から排除した。李海チャン代表が「土地の公概念」など自身の不動産パラダイムを積極的に提示していた時点だったため、党内でも痛恨の失策だと評価されている。
自由韓国党は申議員を機密流出などの容疑で検察に告発する方針だ。これに関連して国政調査も推進中だ。
平壌首脳会談の推進過程でも与野党間で摩擦が起きている。任鍾皙(イム・ジョンソク)秘書室長が10日の公開記者会見を通じて国会議長団や与野党代表らを平壌会談に招待する過程だった。
野党の自由韓国党と正しい未来党ではすでに参加しない意向を明らかにしていたのに青瓦台が強行したとし、「(頭数を揃えるための)コマ扱いか」〔金聖泰(キム・ソンテ)〕、「不快だ」〔孫鶴圭(ソン・ハッキュ)〕などと反発した。結局、与党代表ら一部だけが平壌に行くことでまとまり、与野党間の溝だけが深まった格好となった。
◆悪材料にざわつく民主党、「内部のほうが問題」
文在寅政府の経済政策を広報する過程でも非難が多い。代表的な人物が張夏成(チャン・ハソン)政策室長だ。
張室長は今月3日、JTBCの時事番組『ニュースルーム』に出演し、「昨年16.4%(最低賃金が)上がったことは私が考えていた率より高かった」とし「正直、自分でも驚いた」と述べた。これについて「最低賃金を歴代でも最大幅に上げておきながら自分とは関係ないことのように語るのは話になるか」(チェ・スンジェ小商工人連合会長)という指摘とともに「遺体離脱話法」という批判が出た。
続いて5日には、あるラジオに出演して最近のソウル不動産の急騰に関連して「すべての国民が江南(カンナム)に行って住もうしているわけではない。そうすべき理由もなく、そこに生活の基盤があるわけでもない」とし「私もそこに住んでいるので申し上げている」と述べて論争が起こした。張室長は江南3区と呼ばれる松坡区(ソンパグ)のマンションに住んでいる。
その後、政界では「張室長の発言は『すべての人々が金持ちである必要ない。私が金持ちだというお言葉』と同じ意味」としながら「張室長は文大統領の支持率を下げている一番の“貢献者”」〔河泰慶(ハ・テギョン)正しい未来党最高委員〕という指摘を受けている。
民主党のある議員は「青瓦台参謀がさまざまな政策を推進しながら疲労が溜まっているようだ。業務プロセス全般を一度点検する必要がありそうだ」と話した。匿名を求めた民主党のある関係者は「本当に運動選手のように政府も2年目ジンクスがあるのか」としながら「たびたび内部で問題が起きる」と吐露した。
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