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吊目ジェスチャーに「目を開けろ」…チリ人種差別、サッカー以外は水準以下

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング12位のチリ代表は、ピッチの上では水準の高いチームだった。チリは11日、水原(スウォン)ワールドカップ競技場で開かれた韓国との遠征親善試合で0-0ドローを記録した。2018ロシア・ワールドカップ(W杯)本戦の進出に失敗したチリは、親善試合でありながらまるでタイトルがかかった大会のように最善を尽くしてプレーした。韓国選手がしばらく時間を止めるとアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)は怒りをあらわにするほどだった。

だが、チリはピッチの外では水準以下だった。8日に入国したチリは滞在4日間で2回も人種差別問題を引き起こした。

8日、チリMFのディエゴ・バルデス(モレリア)が韓国ファンと写真を撮影する際に、吊目ジェスチャー(目尻を軽く引っ張って目を細くする行為)をしたことが10日、報じられた。


また、チリのメディア「アライリブレ」は10日、MFチャルレス・アランギス(レバークーゼン)がSNSに投稿した動画を紹介した。

この映像の中には、水原の夜道を歩いていたDFマウリシオ・イスラ(フェネルバフチェSK)がスペイン語で「目を開けろ、野郎ども。(Abre los ojos.weon)」と話しているところが登場する。映像には目を細めている顔文字まで登場させた。バルデスとイスラはともに相対的に目の小さい東洋人を侮辱したとみられている。

非難の声が大きくなると、バルデスは10日に謝罪文を掲載してSNSを非公開に切り替えた。ルエダ監督は10日の記者会見で人種差別問題について問われると「サッカーの話だけしよう」と述べて言及を避けた。

だが、ルエダ監督は韓国戦には何事もなかったかのようにバルデス、イスラ、アランギスの3人全員を先発出場させた。そのうえ人種差別映像が公開されて韓国ファンの怒りは沈まらないでいる。

これに先立ち、昨年11月、コロンビア代表のエドウィン・カルドナは韓国との親善試合で奇誠庸(キ・ソンヨン、ニューカッスル)に向かって両手で目尻を引き上げて口を開く行動をした。試合後、奇誠庸は「人種差別は絶対に容認できない。コロンビアは世界的な選手が集まったチームなのに、そのような姿を見せて残念だ」と厳しい忠告を与えた。

カルドナは国際サッカー連盟(FIFA)から5試合出場停止処分を受けた。世界ファンと外国メディアもカルドナを非難した。

FIFAは試合中の人種差別行為に対して強力な懲戒で臨んでいる。だが、チリ選手の場合、競技場外でのことなので懲戒は下されない可能性が高い。



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