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<アジア大会>野球韓日戦、プロvs社会人リーグ…韓国は敗戦なら脱落

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2014仁川(インチョン)アジア競技大会の日本代表。当時、日本は韓国、台湾に次いで銅メダルを獲得した。

油断できない相手だ。アジア競技大会で苦戦中の野球韓国代表が30日、日本代表と対戦する。敗れれば3位決定戦に回る事実上の「準決勝」だ。

韓国は2018ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会のグループリーグを2勝1敗で終え、B組2位に通過した。スーパーラウンド(4強)では同じB組1位の台湾とは対戦せず、A組1位の日本(3勝)と2位の中国(2勝1敗)と対戦する。スーパーラウンドではグループリーグの成績を含めるため、すでに台湾と日本は1勝を、韓国と中国は1敗を抱えている。韓国は日本と中国に勝ったうえで、同率規定に基づいて決勝に進出できるかどうかが決まる。台湾に1点差で敗れたため、日本に2点差以上で勝てば少なくとも2位を確保し、決勝に進出できる。

スーパーラウンド初戦の相手は日本だ。日本はグループリーグを3試合連続コールド勝ちで終えた。中国に17-2、パキスタンに15-0、タイに24-0で勝利した。対戦相手の戦力が低いとはいえ、高い競技力を見せた。日本は伝統的にアジア競技大会にプロ選手を出さない。今回も24人全員が社会人リーグの選手だ。


日本社会人リーグは同好会レベルの韓国社会人リーグとは違う。高校や大学の優秀な選手が経歴を継続する「実業団リーグ」に近い。2006年ドーハアジア競技大会で韓国が日本に敗れた後、ネット上では「おでん屋の従業員、宅配運転手が本業」という書き込みがあったが、事実でない。企業が運営するチームもありクラブチームもあるが、ほとんどが高校や大学の野球部で活躍してきた選手たちだ。

社会人リーグを経てプロに行く選手も多い。ドーハ大会で呉昇桓(オ・スンファン)から本塁打を打った後、「おでん職人」と誤認された長野久義が代表的な選手だ。当時、日本大学4年だった長野は日本ハムと千葉ロッテから指名を受けたが、これを断って社会人リーグHondaでプレーし、後に読売ジャイアンツに入団した。日本野球の伝説、野茂英雄も高校卒業後に社会人リーグの新日本製鐵堺に所属し、1988ソウルオリンピック(五輪)に出場した。野茂は翌年、近鉄バファローズに入団し、日本プロ野球で活躍した後、メジャーリーグに進出した。

当然、日本代表の戦力は油断できない。今大会には参加しなかったが、メジャー行きを進める吉川俊平(パナソニック)のように20代前半の才能ある投手が多い。今大会後にドラフト指名が有力視される投手も少なくない。韓国代表の宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督も「投手力が良い。台湾よりも難しい相手」と話した。これまでの対戦相手が弱小チームだったとはいえ、野手陣も3試合で56得点した。

韓国代表は日本戦に右腕の崔原態(チェ・ウォンテ、ネクセン)を先発させると予想される。崔原態が韓国代表に選出されたのは今回が初めて。昨年のAPBC(23歳以下出場)では予備エントリー(42人)に含まれたが、ひじを痛めて最終メンバーからは外れた。今回のアジア競技大会では当初メンバーに入っていなかったが、負傷選手が抜けて代わりにチームに加わった。崔原態は27日のインドネシア戦に救援登板し、1イニングを1被安打無失点に抑えた。



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