韓国野球代表が警戒していた日本代表の投手・吉川峻平（２３）が大会出場を辞退した。日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は２２日、吉川がアジア競技大会の日本代表を辞退したことを発表した。

突然の辞退はメジャー挑戦のためだ。毎日新聞は「吉川は来季から米大リーグに挑戦する意向を固めており、大リーグ球団との交渉の過程で日本野球連盟（ＪＡＢＡ）の規定に抵触する可能性が出てきたため」と伝えた。

吉川は近くアリゾナ・ダイヤモンドバックスと入団交渉をするという。吉川は社会人野球のパナソニック所属で今年が２年目となる。今年の日本プロ野球ドラフトの上位指名候補に挙がっている。現在は社会人野球に所属しているが、今季後のプロ入団が有力視されるほど実力があるということだ。


このため吉川は韓国代表にとって脅威になる投手と見なされてきた。吉川は石井章夫監督がエースと見なす岡野祐一郎（東芝）とともに日本先発マウンドの主軸だ。スーパーラウンドで日本と対戦する可能性が高い韓国代表の宣銅烈（ソン・ドンヨル）監督も「日本は社会人野球チームとはいえ、９人で構成された投手陣の戦力は非常に高い」と話している。吉川の代わりにチームに合流する選手はまだ発表されていない。