俳優のイ・ジョンヒョン
日本人のような風貌に日本語の台詞まで完ぺきにやったのけた彼を、誰が疑おうか。視聴者の関心事はイ・ジョンヒョンの国籍だった。イ・ジョンヒョンは他国の血一滴も混じっていない生粋の韓国人だ。劇中、絞首刑に処せられて終わったが、実際にはこの場面が放送されていないため後半で再登場するのではないかという反応も多い。
6日、イ・ジョンヒョンにインタビューをした。
--(イ・ジョンヒョン扮する)津田の人気は予想していたか。
「全然。そんな期待さえなかった。良い配役だと出演者同士で話していて期待したけど結局失望したということも多かったが、今回は違う。このような反応はただ過分に感じる。嫌われなければならないキャラクターだから人々から嫌われたので良かった」
--日本語をネイティブのように操るが。
「ドラマ『壬辰倭乱1592』のときに一緒に出演した共演者と『朴烈 植民地からのアナキスト』で会った共演者が日本語に非常に長けている。彼らに録音させてもらって聞いて、そのまままねをした。できるだけ日本人のように見せようとイントネーションは何度も聞いて研究した」
--実際の日本語能力は。
「会話程度はできるが台詞で吸収するのは大変だ。台詞はイントネーションを重要視しないと不自然に聞こえる。それで監修を受けて録音したものを聞く作業を繰り返した」
--あまりにも日本人の役割ばかりしているのでジレンマに陥ることは。
「『ミスターションシャイン』の撮影前に『壬辰倭乱1592』のPDに会ったときも、同じような心配をされた。日本人役ばかりしていると、あちこちから同じようなオファーが入るだろうが大丈夫か、と。だが私はまだ新人だ。そのような役で私を思い出してくれることは感謝するべきことだと思う。また、日本人ではない他の役割を演じて新しい一面を見せることも私の課題。判断は視聴者がすることだ」
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