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昨年に北朝鮮産石炭の搬入疑惑がもたれた船舶、今年5月にも1万トンを荷役

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨年10月、北朝鮮産の石炭を韓国に搬入したのではないかとの疑いがもたれている外国船舶1隻が今年5月にも石炭1万トンをのせて韓国に入港していた事実が確認された。

自由韓国党の「北朝鮮産石炭対策TF」団長を務めるユ・ギジュン議員室によれば、昨年10月に北朝鮮産と疑われる石炭を韓国に持ち込んで税関当局の調査対象に上がったシャイニング・リッチ号が今年5月11日と21日の2日間、1万133トンの石炭を韓国に荷役して離れた。

中央日報が海洋水産部の公式海運物流サイトで確認した結果、中南米国家ベリーズ籍であるこの船は5月11日、石炭や石炭で製造した練炭、豆炭、無煙炭5000トンをのせてロシア・ナホトカ港から仁川(インチョン)港に入港した。沿海州にあるナホトカ港は北朝鮮産石炭をロシア産に「洗濯」する瀬取り港ではないかとの疑いがもたれている。この船は10日後である5月21日にも中国盤錦港から浦項(ポハン)新港に入港して5133トンの石炭を荷役して離れた。ユ・ギジュン議員は「北朝鮮産よ疑われる石炭を搬入した船舶は拿捕や抑留、検索の対象にもかかわらず、今年また韓国に石炭を持ち込んだ事実が確認された」とし「この石炭が北朝鮮産であるかどうか、またこの船舶に対して税関当局が検索したかどうかをさらに確認しなければならない」と話した。


北朝鮮産石炭が韓国に搬入されたという疑惑にかかわっている船舶はシャイニング・リッチ号以外にアンチュィアンチョウ66号、JIN LONG、リッチグローリー、スカイエンジェルなど5隻だ。この中で昨年8月北朝鮮産と疑われる石炭を韓国に搬入して関税庁の調査を受けたアンチュィアンチョウ66号も10月21日、石炭5090トンをのせたまま浦項新港に入港した。この石炭は瀬取り港の一つと疑われるロシア・ホルムスク港でのせた。その他、JIN LONGも今年5月と6月2回にわたって韓国に石炭とみられる燃料をのせて入港していた情況が発見された。ユ議員室関係者は「このような形で国内に搬入された北朝鮮産と疑われる石炭を全部合わせれば、5万~7万トンに達する」と話した。特に問題となった船3隻は関税庁の調査が行われる中にも韓国に石炭を持ち込み続けたことが確認され、議論が拡大するものとみられる。



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