慶北大美術館で展示される日本少女マンガ。少女雑誌『りぼん』のカレンダーの牧美也子氏の作品。(写真=慶北大美術館)
慶北大美術館で展示される日本の少女マンガ。里中満智子氏の古事記(写真=慶北大美術館)
12日から9月17日まで「少女漫画の世界-少女たちの熱望を映す鏡」というテーマだ。無料のマンガ展示会にはわたなべまさこ氏、松本零士氏など1950年代以降の日本を代表する少女漫画家12人の作品およそ50点が紹介される。19日には展示企画者・徳雅美氏の講演も予定されている。
慶北大美術館側は「女性の役割が重要な時代。少女マンガを通じて日本の女性たちの熱望を見ることができると判断して展示会を準備した。地方のマンガマニアの期待にも応じたかった」と説明した。
慶北大美術館側はマンガの概念を整理すれば展示会をよりいっそう楽しむことができると強調した。マンガの始まりは第2次世界大戦の終戦直後だ。性別や年齢に合わせてさまざまなマンガが日本で出版された。この時に少年マンガと少女マンガに分かれ始めたという。
少年マンガのテーマは競争と闘争だ。主人公が女性と家族、国または地球を敵から守りながら少年から男として成長していく過程を描いている。
一方、少女マンガは恋愛が全般的なテーマだ。初期の少女マンガは女性が苦難を乗り越えて愛をつかんでいく過程を描いた。しかし70年の歳月が過ぎると、女性の従属的な地位に対する拒否感がマンガに表現された。テーマは変わりなく恋愛だが、読者の年齢帯と状況による複雑な愛を扱っている。成人マンガも最近は登場している。
最近の少女マンガはドラマやミステリーなど幅位広いジャンルを行き来し、女性が望むものをマンガに取り入れている。全般的な日本女性の熱望を反映しているということだ。マンガ展示会は有名な少女マンガ作品を時代別に分けて観覧客に紹介する。
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