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【現場から】日本テレビ司会者、安倍首相に直撃弾「辞める考えはないか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「0点。森友・加計問題で全然信用ないと思う」(40代女性)

「辞めていいんじゃない、麻生さん。説明せずに僕は関係ないという態度を感じるから」(40代主婦)

16日に日本テレビの朝の生放送番組「ウェークアップ!ぷらす」に出演した安倍晋三首相の表情はますます固くならなければならなかった。彼の面前にこうした厳しい評価が出てきたためだ。安倍首相と映像でつないだ特集生放送インタビューで司会を務めたジャーナリストの辛坊治郎氏は「街の声を安倍首相に伝える」として路上で取材した内容を紹介した。


その中には安倍首相に友好的な内容も一部あったが、「とても信じられない」という激しい不満もそのまま伝えられた。

司会者は30%台前半まで急落した安倍内閣支持率グラフを見せ「街の声をお聞きになっていかがですか」と安倍首相に尋ねた。

上気した顔の安倍首相は「政治は信頼が大切ですから、信頼を回復すべく全力で取り組んでいきたい」として身を低めた。

これが終わりではなかった。森友学園が国有地を安価で買い入れる過程で安倍昭恵夫人が関与した疑惑が膨らみ、その後財務省官僚らが関連文書を改ざんしていた事実まで明らかになった森友スキャンダルが取り上げられた。

司会者=「奥様が森友学園が新しく作る学校の名誉校長になっていたというのはなった当初からご存知だったのですか」

安倍首相=「なってしばらくしてから聞いたという風に記憶しています。本人は何回も断ったけれども、みんなの前でそう紹介されてしまってなってしまったということです」

司会者=「そうすると当然現場の役人はこれを総理の案件と思うわけで、あまりに軽率ではないかと素朴に思います」

安倍首相=「いまから考えれば私もそのように思います」

司会者=「内閣総理大臣という権力というのは日本の頂点であるわけで当然のことながら官僚群が何をやるにしたってこれだけ長期政権だと顔色をうかがうという状況になっているというのは肌で感じていらっしゃるのではないですか」

安倍首相=「(苦笑しながら)それはそうでもないですね。私がわからない所で『これは総理が言ってるんだから』ということは起こっているかもしれません」

司会者はさらに「これだけ騒がれた責任を取って辞めた方がいいんじゃないかとかということはないんですか」と直撃弾を飛ばしたし、安倍首相は「まだまだやるべきことがたくさんあります」と反論することもした。日本テレビは読売新聞グループが大株主である地上波民放だ。保守指向の読売新聞は安倍内閣との距離が近い方だ。

1時間近く進められた生放送の主題は半分以上が米朝首脳会談と拉致問題など外交・安保懸案に焦点が合わされたが、安倍首相が答えにくい国内政治スキャンダルもこのように大きく取り上げられた。

「外交リーダーシップを強化し国内政治で失った点数を挽回する」というのが安倍首相の代表的戦略だ。だがいくら彼に友好的な放送局でも安倍首相の望み通りに引きずられることはない。国内問題をなだめて中身のないインタビューをすることもない。5年6カ月間堅固に継続し、歴代最長政権まで見据えるという「安倍首相1強天下」なのにだ。だからと安倍首相は常識以下の方式で腹を立てたりはしない。

不利な質問だとして生中継インタビューの途中放送装備を外した広域団体長当選者の言動が議論を呼んでいる韓国政治と対比される。

政治の振り子がいくら一方に傾き、だれを立てても一方が勝つ世の中であっても、基本は守られなければならない。政治家を超えてはならない線も、メディアがあきらめてはいけない線もそのままだ。



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