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金正恩氏の親書に「会えば良いことある」…トランプ氏「何かすばらしいこと」と解釈

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
トランプ大統領が北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長から1日(現地時間)に伝達された金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書の内容を一部公開した。8日(現地時間)、安倍晋三首相との日米首脳会談後の記者会見でだ。

トランプ大統領は「親書は単なるあいさつの手紙(just a greeting)」と話し始めた後、「親書は誠意が込められた(warm)良い(nice)内容であり、私は本当にありがたく思う」と述べた。米朝交渉に関する具体的な提案などは含まれていなかったということだ。続いて「金委員長は私に会うことを期待していて(私が中止した)首脳会談の開催を期待していた」とし「(両首脳が会えば)何かすばらしいことが起こるはずだと書かれている」と紹介した。

トランプ大統領はこの日、今後適切な承認手続きを踏んで親書を公開することができるという意思も明らかにした。


南北交渉に詳しい当局者は9日、中央SUNDAYに「『何かすばらしいことが起こるはず』は『会えば良いことが起こるはず』という北がよく使う語法に対するトランプ式の解釈とみられる」と話した。これに先立ち北朝鮮の金桂冠(キム・ケグァン)第1外務次官も、トランプ大統領が首脳会談中止を発表した後の先月25日の談話で「国務委員長はトランプ大統領と会えば良い一歩を踏み出せるだろうと述べた」と伝えた。

南北交渉の専門家らによると、北朝鮮は過去の南北交渉で予定された会談をうまく進めようという意志が強い時や、実際の会談で提示する内容は不十分だが会談前に意図的に相手の期待を高めるための一種の「包装技術」としてこういう表現を使ってきたという。

実際、トランプ大統領は最近、「北朝鮮が全世界のために何をするのかを見てみよう」という言葉を繰り返してきた。この当局者は「しかし実際の会談では特に譲歩がない場合が多い」と話した。

親書にはトランプ大統領の平壌(ピョンヤン)招請内容も含まれているとみられる。ポンペオ米国務長官は7日(現地時間)、ホワイトハウスで記者会見し、「米朝間の対話内容については話したくない」としながらも「その部分は大統領が話すように残しておく」と述べた。



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